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電動スクーター対決 新鮮なヤマハ、パワフルなスズキ

2012/6/16

■パワーあるイーレッツ、実際の走行距離は同程度

1回の充電で走行できる距離は、実際に動かなくなるまで走ってみたところ、いずれも25km程度だった。余裕を見て片道10kmとすると、通勤・通学やちょっとした買い物に使うなら、多くの人にとって十分な距離だろう。

図3 実際の走行性能をチェック  走行可能距離はメーカー発表値に違いがあり、スズキのイーレッツは30km、ヤマハのEC-03は43kmとなっている。だが、これらの数値は単純に比べられない。スズキは2つの走行モードに共通の値としているが、ヤマハは省電力モードの値としているからだ。そこで両者とも消費電力が大きいモードで走ったところ、どちらも約25kmで電池が切れた。車体が重いスズキが、ヤマハと同等の距離を走れたのは、回生充電をうまく使えたからかもしれない。
図4 日常利用ならスズキが実用的で、ガソリン車に近い感覚で乗れる

加速性能は、スズキのイーレッツがやや優勢だ。イーレッツとヤマハのEC-03のどちらにも走行モードが2つあり、加速力が大きく最高速度が速いモードと、これらを抑えた省電力のモードがある。スズキは前者で時速30kmに達するまでに3~4秒、ヤマハは4~5秒かかった。後者のモードでは、スズキが5~6秒、ヤマハは6~7秒だった。周囲のクルマのスピードが速い幹線道路や上り坂で発進する際は、加速力があるモードのほうが流れに乗りやすい。

これらを踏まえると、収納力や加速性能、充電方法など実用性を重視するとスズキのイーレッツが優位。一般的なガソリン車のスクーターとは違う外観デザインや、新しい運転感覚を求めるならヤマハのEC-03を選ぶといいだろう。

(日経トレンディ 関口昌弘)

[日経トレンディ2012年5月号の記事を基に再構成]

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