新東名、残りの区間は… 中央道が名前を変えた理由

新東名高速道路の開通式(4月14日、静岡県富士市の新富士IC)

4月に一部が開通した新東名高速道路。ひとまず静岡県内がつながり、他の区間でも工事が進んでいる。2014年度には愛知県、2020年度には神奈川県の全区間が開通する見込みだ。一方、これからの行楽シーズンに渋滞が予想される中央自動車道には、その名前にまつわる隠れた歴史があった。高速道路のトリビアを集めてみた。

新東名、2014年度に豊田まで延伸

御殿場ジャンクション(JCT)から三ケ日JCT(浜松市)までつながった新東名。この夏、その効果が表れた。

中日本高速道路(NEXCO中日本)によると、今年のお盆期間(8月8日~16日)、新東名が開通した御殿場-三ケ日間では、10キロ以上の渋滞が激減したという。昨年は40回だったのが、新東名で2回、東名に至っては1回もなかった。

一方、東名と新東名が合流する三ケ日JCTでは逆に渋滞が増えた。渋滞回数は15回と前年の2.5倍だ。新東名効果で交通量が15%も増えただけに、東名だけではさばききれなかったようだ。では新東名の他の区間はどうなっているのか。NEXCO中日本に聞いた。

「まずは静岡県の浜松いなさJCTから愛知県の豊田東JCTまでが2014年度中につながる予定です。その後、神奈川県の海老名南JCTから厚木南インターチェンジ(IC)が2016年度、伊勢原北ICまでが2018年度、そして伊勢原北から御殿場までの全区間が開通するのは2020年度の予定です」

今のところ、新東名が海老名から東京方面に延伸する予定はない。2020年度に全面開通すれば海老名以西はほぼ渋滞がなくなりそうだが、ドライバーにとっては東京-海老名間の渋滞に悩む日々が続きそうだ。


東名の左右ルート、短いのはどっち

東名の下り線を走ると、神奈川県大井町の大井松田ICを過ぎたところで「右ルート」と「左ルート」に分かれる場所がある。この2つのルート、どちらが短いのだろうか。そもそもなぜ2つに分かれるのか。東名を管理するNEXCO中日本に聞いた。

「大井松田ICから御殿場ICまでは左右どちらのルートを通っても25.8キロとなっています。厳密には左ルートの方が30メートルほど短くなっています」

30mなら走行上は関係なさそうだ。この辺りは渋滞の名所だったといい、車線を増やすことで渋滞解消を狙った。1991年(平成3年)のことだ。

東名高速の左右ルート、どちらを選ぶべきか……(大井松田IC-御殿場IC間、NEXCO中日本提供)

実際に走ってみると、左の方が勾配が緩いように感じる。左はもともと下り線として設計されたことも影響しているのか。パーキングエリア(PA)があるのも左ルートだけとなっている。

東名では日本坂トンネル付近にも上り線で左右に分かれる場所がある。こちらは左右でほとんど違いはなく、11.8キロだという。中央道など他の高速道にも2ルートに分かれる場所がある。

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