デスクワークの“あご出し猫背”が顔のたるみを加速ゆがみリセット学(10) 竹井仁

顔を引き上げる体操をするときに、ポイントとなるのが「車軸点」という部分です。口角の横にあり、口角まわりやほお、あごにかけての表情筋が合わさる1点です。悪い姿勢をとると、この車軸点に下向きの力がかかり、顔の表情筋全体も一斉に引き下げられてしまいます。

顔の引き上げ対策として、まずは引き下げられて硬くなっている車軸点をほぐす「口元引き上げマッサージ」から始めましょう。口角の下あたりから耳と目の間に向かって、左右同時にマッサージしていきます。顔の筋肉がこの方向に使えるように、再教育していくわけです。

 

さらに顔全体の循環を高める「あ」「ん」体操に進みます。ほかの体の部位と同様、顔も筋肉の集合体ですから、トレーニングの前にウオーミングアップをすることでさらに効果を高めることができます。

なお、悪い姿勢で引き起こされているたるみですから、ウオーミングアップやトレーニングは正しい姿勢で行うのが最大のポイント。つむじが天井から引っ張られている意識で背すじを伸ばし、あごを引きます。顔が体の真上に乗っているのを意識しましょう。この正しい姿勢によって顔が上下からバランス良く引っ張られ、筋肉も自由に動くようになります。

正しい姿勢にしたら、両手を前に伸ばし、肩甲骨を引いて手を挙げるという姿勢をとると、縮まっていた僧帽筋もほぐされ、猫背になろうとしてもできなくなります。そのまま「あー」で大きく顔を広げて「んー」で縮めましょう。この繰り返しによって顔の筋肉がぽかぽかと温まってきます。これで、トレーニングの準備はばっちり整いました。

 
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口角引き上げの方向を筋肉に覚えさせていく
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