50代からは「減らさず殖やす」運用を財活で1億円 50代~編(2)

リタイア後の人生が現実味を帯びてくる50代以降は、どのように資産運用すればいいのだろうか。無理なリスクを取らずに、ハッピーリタイアを目指す方法をおカネのプロ3人に聞きました。

提案1 「下手な投資に手を出すな」徹底保守的プラン

ファイナンシャルプランナーとして長年、資産運用のアドバイスをしてきた野田真さんは自身も60代前半。その実感から50歳からの運用で大切なのは「必要ないことはしないこと」だという。

「もうかりそうだからとよく理解できない金融商品に投資するのは、おカネを減らすリスクを冒すこと。シンプルで分かりやすい運用を心がけて」と野田さん。

具体的には、普通預金と定期預貯金の元本保証コンビを「基本プラン」とする。「預金だけではインフレに負けるとよくいわれるがウソ。インフレになれば預金金利も上がる。1955年以降、特殊事情の年を除けば、1年定期に預金し自動継続しておくだけで物価上昇に負けなかった」という。

シンプルな商品だけ使う

もう少し金利が欲しいという人なら「基本プラン」に国内債券をプラス。より積極的に運用したいなら外国債券や金を加える。これからは新興国が成長するだろうと考える人なら、新興国株で運用するETFを加えてもいい。自分の性格や必要に合わせて、シンプルで低コストな商品を基本プランに上乗せしていく。いずれの場合も、商品内容や値動きの傾向を自分で納得できることは必須だ。

【野田さん提案の運用プラン】

 
 
野田真(のだ・まこと)さん
ファイナンシャルプランナー。1987年以来FPとして活動。人口減・少子高齢化の中での暮らしのあり方を提案。近著に『ヘタな投資に手を出すな!』(かんき出版)
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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