2012/12/14

集まれ!ほっとエイジ

――効率的な医療・介護は実現できるのですか。

 いままで施設のなかでもナースセンターやヘルパーステーションがあって、そこから廊下を通って部屋に行くわけです。地域の道を、施設の廊下と同じように考えて、ブザーを押されたら、地域拠点のナースセンターやヘルパーステーションから、上の建物の部屋や、隣の敷地のUR団地の部屋に行くという感覚で対応すれば、膨大なお金はかかりません。今の施設のシステムを地域に面展開するのが狙いです。

厚労省は日常生活圏ということで30分くらいかかるエリアに一つケアシステムを整備しようとしていますが、今後は密度の高い高齢社会になってきますから、面展開は可能です。

住む場所を移すことによるダメージ、年取るほど大きい

――自宅で暮らせるようにして、できるだけ長い期間、健康でいようという意思が働くように促すことと、上手に医療、介護を面展開することが狙いですね。

 その人のふだんの生活をできる限り長く続けてもらう。年を取れば取るほど、住む場所を移したらダメージが大きいそうです。そういうダメージがないようにしたいです。ただ、重い認知症などは常時の対応が必要ですので、新しい拠点の一つとしてグループホームが入ります。決して施設が要らないという意味ではありません。

――柏市での取り組みを高齢化が進む都市部のモデルケースにしてほしいですね。

 なんとか成功させたいと思います。

(ラジオNIKKEIプロデューサー 相川浩之)

[ラジオNIKKEI「集まれ!ほっとエイジ」8月29日、9月5日放送の番組を基に再構成]

「集まれ!ほっとエイジ」(ベネッセスタイルケア、野村証券提供)は、変化を恐れない果敢なシニアたち=ほっとエイジが、超高齢社会をどう生き抜くか、を考えるラジオNIKKEIの番組(http://www.radionikkei.jp/hot-age/)。月曜日が、ライフワークに生涯をささげることを提案する「目指せ!生涯現役」。火曜日が、学校では教えてくれない親の介護、マネープラン、人生90年時代の人生設計を学べる「シニア予備校」。水曜日が、介護サービスを検証するとともに、どんなシニア向けビジネスに可能性があるのかを探る「シニアビジネス研究所」。木曜日が、どうすれば幸せな長寿社会を生きられるかを考える「理想の長寿社会を語ろう」。バックナンバーはネットで聴くことができます。キャスターは相川浩之、町亞聖(月~水)、大宮杜喜子(木)。
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