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サバ缶ダイエット リバウンドしにくい効果も

2014/3/26

■糖の代謝にかかわるホルモンGLP-1の分泌を促進

さらに最近では、EPAをとることで小腸から「GLP-1」というホルモンの分泌が促進されるということで注目を集めている。

GLP-1は、もともと私たちの体内にある物質だが、肥満の人には少ないといわれている。食べ物を食べることによって血液中のブドウ糖(血糖)の量が増えると膵臓からインスリンが分泌されて代謝されるが、GLP-1にこのインスリン分泌を改善するはたらきがあることがわかり、この仕組みを応用した糖尿病(糖代謝異常)の治療薬が開発された。関連する研究から、GLP-1には、余分な糖が腸で緩やかに吸収されるのを助け、食後の血糖値の急上昇を抑える作用や、胃の内容物の排出を遅らせることで満腹感を高め、食欲を抑える作用などがあることもわかっている。

腸は食べ物を消化するだけでなく脳と密接につながっており、腸から分泌される満腹感に関するさまざまなホルモン(GLP-1など)と脳からの指令が、代謝に強く関連していると推測されている。

「少量で満腹になる人と、たくさん食べても満腹感を抱かない人がいるのは、こうした腸から出るホルモンのバランスにもよります」(ジュネジャ氏)

食事からEPAや食物繊維をとることで小腸の細胞が刺激され、GLP-1の分泌が促進される。単独でもよいが、EPAと食物繊維を組み合わせれば、より少ない食事量でも満腹感を得られると考えられる。食生活を見直し、EPAを含む魚と、水溶性食物繊維を含む野菜・豆とをバランスよく組み合わせるのがダイエットに効果的というセオリーが、科学的に裏付けられてきたといえそうだ。

「EPAは、ホルモン分泌によって徐々に体質を改善するため、即効的にやせるというよりは、安全にしかも長期的にリバウンドしにくい体にしていく」(ジュネジャ氏)という点にも注目したい。

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