「印刷」でPDFに出力
まず紹介するのが、無料のソフト「CubePDF」を利用した作成方法だ(図12)。オフィスソフトの文書ファイルやテキストファイル、Webページなど、どのようなタイプのファイルでも、PDFファイルに変換できることが特徴だ。CubePDFは、開発元であるキューブ・ソフトのWebサイトからダウンロードできる。32ビットのWindowsで動作する32ビット版は「無料ダウンロード」ボタンから、64ビット版は「64bit版はこちらから」のリンクからダウンロードできる。
CubePDFは、プリンタードライバーとしてパソコンにインストールされる。具体的には、印刷機能を備えるソフトからは、プリンターの一つとして見える(図12中央)。PDFファイルの作成方法は次の通りだ。まず、プリンターの設定画面でCubePDFを選ぶ。それから、PDFファイルを作成したいソフトで「印刷」ボタンを押すと、CubePDFのダイアログが表示される(図12右)。
このダイアログで、出力するファイルの場所や名前を指定してから「変換」ボタンを押せば、ソフトで開いているファイルや画面の内容がCubePDFに送られ、PDFファイルとして出力される。つまり、通常はプリンターから印刷物として出力される内容が、PDFファイルになる。印刷機能を使ってPDFファイルにするので、どのようなソフトでもPDFファイルを作成可能だ(図13)。
Webブラウザーで出力すればWebページを、テキストエディターでは文書ファイルを、グラフィックスソフトでは画像をPDFファイルとして出力できる。