「閲覧・印刷専門」は卒業 無料ソフトで加工・作成目からウロコのPDF(下)

図6 Adobe Reader XIの利用例。既存のPDFファイルにコメントやスタンプ、マーカー、取り消し線などを書き込める

PDFファイルに書き込めるソフトは複数あるが、一番手軽なのは、定番の「Adobe Reader」だ(図6)。同ソフトのバージョン10(Adobe Reader X)から、既存のPDFファイルに注釈などを書き込む機能を備えている。

最新版のAdobe Reader XIでは大幅に機能を増やした。Adobe Reader Xでは、吹き出しに注釈を書き込む「ノート注釈」と、マーカーを引いて特定の箇所をハイライト表示させる機能しかなかった。最新版では、20種類以上の機能を用意した(図7)。

図7 Adobe Reader XとAdobe Reader XIの書き込み(注釈)機能メニュー(左)。Adobe Reader Xでは「注釈コメント」と「マーカー」の機能しかなかった。右は、文中にコメントを入れる方法の例。「ノート注釈」を入れる場合には、「注釈」から同機能を選択(1)。注釈を入れたい場所をクリックすると「注釈マーク」が付いて(2)、コメントの入力欄が表示される(3)。注釈マークにマウスポインターを置くと、入力したコメントが表示される

いずれの機能も、使い方は難しくない。「注釈」をクリックして機能の一覧を表示させて、各機能のアイコンをクリックすればよい(図7右)。例えばノート注釈では、吹き出しマークのアイコンをクリックして、注釈を付けたい箇所をクリックする。すると、コメントを入れるためのボックスが現れる。釈を入れた箇所にはマークだけが残り、マウスポインターを置くと、入力したコメントが表示される。

図8 iPhone上のAdobe Readerの利用例。パソコン版と同様に、スマートフォンやタブレットで動作するAdobe Readerでも、PDFファイル中にコメントなどを書き込める

iOSやAndroid(アンドロイド)で動作するAdobe Readerでも、パソコン版と同様に書き込める(図8)。スマートフォン(スマホ)やタブレットで使えるので、外出先で移動中の添削や、講演会などでのメモ書きにも使える。例えば、ノート注釈機能を使って、特定の箇所にコメントを残せる。ただし、パソコン版よりも書き込み機能の数は少ない。

申請書に必要項目を記入

注釈やメモの書き込みだけではなく、PDFファイルで配布されている、官公庁などへの申請書を作成する際にも直接書き込めたら便利だ。今までは、印刷した申請書に、手書きすることが多かったのではないだろうか。PDFファイルに直接書き込めれば、必要事項をパソコン上で入力できる。これなら、手書きよりも手間が掛からず、きれいに仕上がる。この場合でもAdobe Readerが便利に使える。

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