「閲覧・印刷専門」は卒業 無料ソフトで加工・作成目からウロコのPDF(下)

会社が配布する文書や官公庁などがインターネットで公開している文書のファイル形式として広く使われている「PDF(Portable Document Format)」。PDFファイルを普段から閲覧したり、印刷したりしている人は多いだろう。しかし、閲覧や印刷だけでは、豊富な機能を持つPDFファイルをしっかり活用できているとは言えない。PDFファイルは無料ソフトを使うことで、加工したり作成したりと、より便利に使える。今回はちょっと上を行く、PDF活用術を紹介する。

【加工編】 ファイル分割や圧縮、書き込みも簡単

図1 PDFファイルの結合・分割が可能な「PDForsell」。KINGSOFT Office体験版などが一緒にインストールされる無料版と、インストールされない有料版(200円)がある

PDFにはファイルを結合・分割したり、ファイルに注釈などを書き込んだりして編集できるソフトが多数出回っている。こうしたソフトを使って、PDFをより便利に使いこなしたい。

ただし、PDFファイルには作成者が利用制限を設定できるため、ファイルの改変などが許可されていないファイルについては、専用ソフトを使っても加工できない点は注意してほしい。

最初に紹介する加工は、PDFファイルの結合や分割だ(図1)。同じテーマのPDFファイルが複数あるときには、それらを1つのファイルにまとめたいと思うだろう。

逆に、ページ数が多いPDFファイルでは、途中で分割したり、特定のページだけを抽出したりしたいケースがある。専用のソフトを使えば、簡単に結合・分割できる。そのような機能を備えたソフトは多数存在するが、ここでは、無料で利用できる「PDForsell(ピーディーフォルセル)」を紹介する。

PDForsellの無料版には、セキュリティソフトの「KINGSOFT Internet Security」やオフィスソフト「KINGSOFT Office体験版」、Webブラウザーに検索機能などを追加する「Yahoo!ツールバー」が付属する。セキュリティソフトについては、インストールしない選択が可能だが、残りの2ソフトについては、強制的にインストールされる。付属ソフトをインストールしたくない場合は、有料版を200円で購入しよう。

ファイルをドラッグするだけで結合

PDForsellの使い方は簡単だ(図2)。まず、加工したいPDFファイルを、左側の画面にドラッグする。すると、加工対象のファイルとして登録される(図2の1)。複数のファイルを対象にしたい場合には、複数のファイルをドラッグする。 結合する場合には、ファイルの並び順を調整した後(同2)、「結合して保存」ボタンを押す(同3)。すると、登録されているファイルを結合したPDFファイルが生成される。

図2 PDFファイルを結合する場合の画面例(左)。複数のPDFファイルをドラッグし、順番を整えた後、「結合して保存」をクリックすれば1つのファイルに結合される。右は、PDFファイルを分割する場合の画面例。1つのPDFファイルを複数に分割できる
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