同じ気温でも寒さ変わる「体感温度」の秘密気象予報士 伊藤みゆき

天気図の等圧線に注目

風の強さは天気図からも確認ができます。「天気図なんて読めない」「そんな時間がない」という人にも簡単な方法があるので是非試してみてください。数を数えるだけの簡単なチェックです。自分の住んでいる地域周辺の等圧線の混み具合を確認してみてください。等圧線が混んでいるほど風が強まって寒くなります。

12月26日の天気図。左が2008年、右が2011年。(気象庁HPより)

上の2つの図は去年と4年前の12月26日、冬型の気圧配置です。東京は、どちらも冬晴れで最高気温は9度くらいでした。一方、風の強さはというと、2008年は、その年の12月で唯一、最大風速10メートル・最大瞬間風速20メートル超の強風を観測し、湿度も月間最小の13%でした。2011年の風の強さは、最大風速6メートル・最大瞬間風速12メートル、最小湿度16%だったことを考えると、2008年は同じ気温でもかなり厳しい寒さだったということが分かります。

こうした風冷えの日は、「3つの首」を暖める服装がベスト。首にはマフラー、手首は手袋、足首はブーツで冷たい風をブロックしましょう。風さえ遮れれば、体感温度がアップします。

午前中は北西の風がやや強く(6~9m/s)、体感温度は0度近くなる(気象庁HP 時系列予報より)
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