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重症アレルギーの原因9割はダニ、掃除だけでは不十分

2014/1/5

重症アレルギー疾患の約9割はダニが原因とされる。温暖化、高気密高断熱の住宅が増える中、最近、本来は少なくなるはずの冬でも家庭内のダニが減らなくなっている。徹底的に掃除をしていても、意外な落とし穴が。ダニ相検査を受けてみては?

「喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の人は検査でチリダニが主犯と分かっても、単に布団に掃除機をかけるだけなど、従来、対策が不十分だった。薬物療法で治らない人はダニ相検査を受け、畳を防ダニ畳やフローリングに変えるなど、本当にダニの多い場所に対策を打つことが重要」と中山皮膚科クリニックの中山秀夫院長。

図1 右のグラフは42人の重症アトピー患者のアレルゲンを調べた結果(データ:中山院長)

ダニ相検査とは、アレルギー患者の自宅で20カ所程度のゴミを掃除機で採取してダニの多い場所を調べ、住環境の改善を図るための検査だ。中山院長の薦めでダニ相検査を受け、寝具を高密度繊維の防ダニ布団に替え、カーペットをやめるなど環境改善した結果、薬だけでは治らなかったアトピー性皮膚炎の8割が劇的に改善したという。

図2 (左)専用集塵機を取り付けた掃除機で、患者がよく使う場所を中心に住居内各所のゴミを採集。(右)各所の標本を生物顕微鏡で見てダニの種類と数を確認し、多い場所の対策をアドバイス(写真提供:ペストマネジメントラボ高岡社長)
※ 原則的に患者からの依頼には対応していないが、検査を仲介する保健所を紹介するなど相談に応じる

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