2014/7/29

デジモノNAVI

5GHz帯を積極利用

これから積極的に利用したいのは5GHz帯の電波だ。5GHz帯はWi-Fi専用の電波であり、まだ周りで使われている可能性が低い。一度つながれば安定した速度が出せる。

IEEE 802.11a/acに対応したWi-Fiルーターなら、5GHz帯の電波を使用できる。これまで2.4GHz帯ばかり使っていた人は、5GHz帯に対応したWi-Fiルーターを利用し、対応するパソコンなどをつなぎ替えるとよい。特に映像配信サービスを利用する端末は速度が安定している方がよいので、5GHz帯につなぐのがお勧めだ。

2種類の電波に対応したWi-Fiルーターは、2.4GHz帯用と5GHz帯用の2つの「SSID(アクセスポイントの識別子)」を設定できる(図5)。パソコンなどが内蔵する子機が5GHz帯に対応していれば、両方が一覧に表示される(図6)。5GHz帯用のSSIDを選んでセキュリティーキーを入力すればつながる。

日経パソコン編集部でLAN内の実効速度を計測ソフト「Iperf」で測ったところ、5GHz帯につなぐだけで速度が3倍に高まった(図7)。

[左]図5 2.4GHzと5GHzを同時使用できる製品は、それぞれ別のSSIDを設定して使う。図はバッファローのIEEE 802.11ac対応ルーターである「WZR-1166DHP2」の設定画面 [中央]図6 2.4GHz帯と5GHz帯に対応したパソコンから見ると、SSIDが両方とも表示される。5GHz用のSSIDに接続し、セキュリティーキーを入力する [右]図7 Wi-Fiルーター「WZR-1166DHP2」に、IEEE 802.11a/b/g/n(最大300Mbps)対応のノートパソコンを2.4GHzと5GHzのそれぞれで接続。LANの実効速度を距離を変えて「Iperf」で測った。干渉の少ない5GHz帯は3倍近いスピードが出た

子機もアップグレード可能

パソコンが内蔵するWi-Fi機能は、カタログで「IEEE 802.11a/b/g/n」などと表示されていれば、5GHz帯に対応している。「IEEE 802.11b/g/n」の場合は通常2.4GHz帯のみだ。

最大通信速度はパソコンによって異なり、IEEE 802.11b/g/nでは65Mbpsまでにしか対応していないこともある(図8~図10)。

[左]図8 カタログに「IEEE 802.11n」と書かれていても、実は内蔵Wi-Fiの最大速度が65Mbpsなど遅いタイプの場合がある。写真は2012年のNECのカタログの一部 [中央]図9 現在使用中の子機の接続速度を簡易的に調べたいときは、「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」の画面で「ネットワークと共有センター」を開く。ここで「接続」欄の「Wi-Fi」をクリックする [右]図10 「速度:」欄に、Wi-Fiルーターとの接続速度が表示される。距離が遠いと遅く表示されるので、できるだけWi-Fiルーターの近くで調べよう

内蔵のWi-Fiが遅い場合でも、IEEE 802.11a/n/acタイプの子機をUSB端子に接続すれば、最新のIEEE 802.11acに対応できる(図11、図12)。

[左]図11 IEEE 802.11a/n/acの5GHz帯だけに対応した小型の子機もある。写真はエレコムの「WDC-433SU2MWH」(実勢価格:約1900円)。最大433MbpsのIEEE 802.11acに対応する [右]図12 さまざまな子機でLAN内の実効速度を比べた。2.4GHzでは、300Mbps対応の802.11nでも50Mbpsに届かなかった。5GHz対応の子機の装着で、100Mbps以上の速度が出た
次のページ
IPv6設定や回線も見直す