現役東大生座談会 公立出身×私立出身、東大への道のり

「親子で学ぶ受験の基本」は中学や高校、大学入試に関する実用情報のコーナーです。受験の気になる噂、志望校に合格した人の勉強法、偏差値はどんな意味を持っているの? 学校選びはどうすればいいの? そんな疑問に答えながら受験の実際をやさしく解説します。隔週木曜日に掲載の予定です。

東大合格者の出身校ランキングを見ると、私立中高一貫校が上位を占める。やはりやはり私立高校が有利なのか。公立高校の生徒はそれをどう見ていたのか。現役東大生が語り合った。

出席者

【私立出身】
オウインさん 文科一類 3年 桜蔭高校出身
アザブくん 文科二類 3年 麻布高校
ナダくん 文科一類 3年 灘高校

【公立出身】
スワさん 理科一類 3年 長野県立諏訪清陵高校
ウベくん 文科一類 3年 山口県立宇部高校
ヨナゴくん 文科一類 3年 鳥取県立米子東高校

――公立の良さって何?

スワ 勉強漬けではないところ。私立の本当の事情を知らないけど、勉強漬けのイメージがあるから。それと比べると部活とか遊びとか、自由にいろいろなことができて、最後の1年間受験に頑張るというのが公立。いろいろできるところがいい。

東大の2次試験の会場に向かう受験生たち

ヨナゴ いやあ、僕は私立のほうがいいと思っていて。

一同 (笑)

ヨナゴ 私立は学力的にはっきりしていていいかな。公立は上下で分かれてしまい、授業のレベルも中途半端。スポーツもどっちつかず、勉強もどっちつかずという感じだったので、なんか微妙だったなと。自分でスポーツを徹底的に頑張るとか勉強を頑張るとか決めないといけない。受け身のままだと地元の国立大学に入るのがやっとみたいな感じなので。

―― 公立は自分の強い意志が必要だということ?

ヨナゴ はい。

スワ それがいいんじゃない。

一同 (笑)

―― 私立は勉強ばかりしているイメージだと言われましたが。

オウイン 桜蔭はそんなに受験受験していなくて、授業のレベルもそんなに高いわけでもない。みんな塾に頼っていたという感じでした。私も塾で勉強していました。

―― 鉄緑会ですよね。では桜蔭のおかげで東大に合格したと思う? それとも鉄緑会のおかげ?

オウイン 桜蔭に入らなかったら東大を目指さなかったと思うので。でも勉強で役立ったのは……うーん、まあ、鉄緑会[注1]が大きかった。

アザブ 受験勉強に関しては、やっぱり塾のほうが大きかったかなと思います。でも学校には自分より勉強のできる友達もいて、そういう友達と話したりしていると刺激になる。学校も受験勉強で塾に頼っていることはわかっているので、塾では教えないようなことを教えることに力を入れている。それがいいところだと思う。

[注1] 中高6年一貫校の生徒を対象とした東京大学受験指導専門塾。原則として開成、武蔵、麻布、桜蔭、女子学院、雙葉、筑波大附属駒場、豊島岡女子など指定校(15校)生徒のみを受け入れている。