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サプリメントとの付き合い方

日経ヘルス編集長 藤井省吾の「健康時評」

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NIKKEI STYLE

日経電子版の読者で、サプリメントを利用している人はどのぐらいの割合だろうか。私自身は、かれこれ12年間、ほぼ継続してサプリメントをのんでいる。

というのも、私たちが編集する健康情報誌『日経ヘルス』は、米国のサプリメントブームをいち早く取材し、創刊時から日本にサプリメントを紹介してきた雑誌だからだ。しかも、我々の編集指針は、「客観的なエビデンスとともに、読者の代わりに体感したことも、分かりやすく伝える」というもの。

ビタミン群、ウコン、コラーゲン、Lカルニチン、コエンザイムQ10、αリポ酸など、読者に紹介するサプリメントはまず自分でのんでみるというスタンスをとってきた。

ところが、昨年来、αリポ酸の利用者の一部に「手足が震える、しびれる、意識がもうろうとする」などの低血糖発作が起きた事例があるとわかり、2010年4月23日に厚生労働省が消費者に注意喚起をするよう、日本健康・栄養食品協会に通知した。

厚生労働省の研究班によると、日本人の6~8%に該当するある白血球の型を持つ人がαリポ酸をのみ続けると、「インスリン自己免疫症候群」というものを発症するリスクがあり、これにより低血糖の発作が起こることがあるのだという。

『日経ヘルス』でも、このニュースを報じて読者に注意を喚起した。そこで、これを機に、12年来のみ続けているサプリメントとの付き合い方を改めて考えてみた。

サプリメントは大別すると、(1)不足するビタミンやミネラル、たんぱく質、アミノ酸、食物繊維など栄養素を補うもの、(2)体内での生理反応や代謝、抗酸化などに使われる生理活性物質を補うもの、(3)おだやかに"薬効"をもたらす植物由来をとるもの――の主に3タイプある。

今回の注意喚起を踏まえて、サプリメントとの付き合い方として特に留意すべきなタイプは、(2)に属するものだろう。これらの生理活性物質は、栄養素に分類されるものと異なり、1日の摂取上限値が設定されていないものがほとんど。そのためか、食事では取れないほど多い量が摂取の目安量となっているサプリメントもある。αリポ酸の場合、1日の摂取目安量が100mgというものも。これは「ホウレンソウ600kg分」にもなるといわれる。

飲んでいるサプリの成分を把握

通常の食事でも、「体にいい」と特定のものばかりたくさん取り過ぎると、かえって体調が悪くなることは、誰しも経験があるはず。サプリメントとして一粒に濃縮されているので、それが忘れられがちなのだ。

そこで、私自身が新たに決めたサプリメントをのむときの心得は以下の通りだ。

まず、自分がのんでいるサプリメントの成分を把握する。一粒に数10種類の成分をミックスしたものもあるが、先に挙げた大量摂取にならないように、成分名は覚えておく。

そして、サプリメントをのみ始めたら、体調の変化を把握する。特定の栄養が足りないときには、サプリメントで補うことで体調は良いほうに変化する。一方、足りている栄養素を補っても体には変化が起こらないはず。それどころか、「苦手な食品」があるように、サプリメントの成分もまた食品なので、体に合わずに体調が悪くなることもあるはずだ。

サプリメントをのむときの私自身の心得
(1)どんな成分をのんでいるかを覚える
(2)良い・悪いともに体調の変化を把握する
(3)時折、2、3日のまない日を作る

さらに、本当に役立っているかどうかを試すために、ときどき2、3日のむのをやめる。毎日欠かさず何粒ものむのではなく、種類を選んでのむのをやめて体調の変化を見る。のんだ日より体調が悪ければ、のみ続ければよいし、むしろ体調が良くなるようなら、のむのをやめればいいはずだ。なお、医師に治療の補助としてサプリメントを毎日飲むように処方されている人は、わたしのこのやり方をまねてはいけない。

私自身は、取材記者・編集者であり、医師や薬剤師、栄養士のように、のみ方を指導する立場ではないが、サプリメントユーザーとして一つの考えを示した。共感くださる方の一助となれば幸いだ。

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