たまる人、コンビニATM利用回数に差あり深田晶恵の目指せ! マネー美人

“手数料貧乏”に要注意!

お金を下ろす場所は、コンビニATMではなく銀行のATM(銀行や街角にある“銀行の”ATM)にしましょう。理由は2つあり、まず大手銀行はコンビニATM利用者から、手数料を取る流れになってきたから。

たとえば三菱東京UFJ銀行は、13年12月20日よりそれまで無料だった提携先コンビニATMの利用手数料をすべての時間帯で有料化しました。一方、銀行ATMの利用手数料が無料となる時間帯を延長していますから、銀行ATMに誘導するもくろみなのでしょう。みずほ銀行や三井住友銀行も、会員登録や一定条件を満たしている人向けに「コンビニで何度お金を下ろしても無料」という特典がありましたが、回数制限を設けるようになりました。

なぜ銀行はコンビニでお金を下ろすと手数料を取るようになったのでしょう。私たちがコンビニATMでお金を下ろすと、銀行は1回ごとにコンビニATMの運営会社に利用手数料を払っているのです。そのコストも大変ということで、銀行は利用者からも手数料を徴収するという動きが始まったのです。

1回の手数料が100円、200円と少額でも、ちょこちょこ下ろしをすると無視できない金額になりますよ。例えば、あるコンビニATMで週に1回、夜に下ろしている場合で手数料は月に800円プラス消費税。1年でみると約1万円にも…。洋服や美容液が買える金額ですね。

銀行ATMで下ろしたほうがいいもうひとつの理由は、通帳記帳の習慣を身に付けてほしいから。月に1度は通帳を見ながら支出を振り返ると、お金をコントロールできる人になれます。インターネットバンキングのウェブ通帳でもいいので「記帳」の習慣を身に付けてくださいね。

深田晶恵(ふかた・あきえ)
ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)。株式会社生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカー勤務を経て、1996年にFPに転身。現在は、特定の金融商品を販売しない独立系FP会社生活設計塾クルーのメンバーとしてコンサルティング業務を行うほか、雑誌等の原稿執筆、講演などを手がける。『住宅ローンはこうして借りなさい・改訂4版』『「投資で失敗したくない」と思ったらまず読む本』(ダイヤモンド社)、新著『共働き夫婦のための「お金の教科書」』(講談社)など著書多数。ブログ『お金のおけいこ』http://blog.akie-fukata.com/ ツイッターアカウント[akiefukata]

[日経WOMAN2014年4月号の記事を基に再構成]

[参考] 日経WOMAN2014年4月号では「バッグの中身&整理術」「資格&学びで自信をつける」「もっと『感じがいい人』になる!5つのルール」特集などを掲載している。

日経 WOMAN (ウーマン) 2014年 04月号 [雑誌]

著者:
出版:日経BP社
価格:550円(税込み)

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