五輪だけじゃない これから注目の投資テーマ

中長期の視点に立って銘柄を選ぶ際には、時代の変化を見据えることが大切です。「2020年東京五輪」のようなビッグプロジェクトも当然気になりますが、注目すべきイベントやトレンドの変化は、ほかにもあります。科学技術の進展や政治改革の行方なども視野に入れながら、どのような分野の銘柄に投資するか、テーマ(切り口)を設定してみましょう。今回はチェックしておきたい投資テーマについて解説します。

【社会基盤】国内外での事業展開が活発化

[国内インフラ投資]

東京五輪に関連する相場テーマとしてまず思い浮かぶのは国内インフラ関連。「開催まで7年あるので、東京五輪の競技会場や周辺インフラの建設や整備に関わる建設、橋梁、不動産、鉄道株などは息の長い相場になる」と株式評論家の山本伸さんは言う。

さらに、その流れは全国に波及する。安倍晋三政権が掲げた「国土強靱(きょうじん)化計画」により、国内の社会インフラへの投資は長期にわたって行われる予定。新規建設から災害復旧、老朽化設備の更新まで、予算規模は10年間で200兆円とも言われる。今後3年間で集中投資される予定だが、五輪決定で拍車がかかる可能性がある。

社会インフラ維持管理・更新費の将来推計(国土交通省の資料から、みずほ総合研究所が作成)

「国内インフラの代表的な銘柄はコンクリートを手掛ける太平洋セメント。実際、期待を反映して株価は上昇の一途。他にも大成建設などの大手ゼネコン、日本道路、さらに短期売買向けだが、橋梁メーカーの駒井ハルテックや日本橋梁などもお薦め」とマーケットキャスターの叶内文子さん。対象となる銘柄が多いだけによく吟味したい。

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