たった30秒の「おへそ凹ませ」で下腹がすっきり日経ヘルス プルミエ

「おへそ凹ませ」がスムーズにできる2つの導入ポーズ

「基本ポーズ」をやってうまくおへそが凹まなかった人は、下の二つの“導入ポーズ”を試してみてください。「『両手を上げる』と、背筋が伸びるため、お腹まわりの筋肉を正しく動かせます。また、上体を前傾させないよう背中に力が入っているため、お腹が凹ませやすくなります。『肩甲骨を寄せる』と、広背筋などの背中側の筋肉にも刺激を与えることができます。その結果、やはりスムーズに凹ませられるようになります」(植森さん)。

慣れてきたら、歩きながら行ってみましょう。実は、歩きながら「おへそ凹ませ」をするとエネルギー消費量が大幅にアップすることが分かっています(下のグラフ)。近畿大学生物理工学部人間工学科講師の谷本道哉さんによると、「特に女性の場合、日ごろ筋肉をしっかり使えていない可能性があります。本来使われるべき体幹の筋肉が働くことで、エネルギー消費量が大幅にアップしたと考えられます」とのこと。「おへそ凹ませ」は単純な動きでも、カロリーをしっかり消費できるエクササイズなのです。

左右の肩甲骨が中心に引き寄せられ、後ろから見ると、背中にギュッとシワが寄っているのが分かります

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「おへそ凹ませ」はお腹を取り囲む筋肉にまんべんなく効く!

私たちの腹部は、下図のように腹横筋をはじめ、いくつもの筋肉がぐるりと取り巻いています。「おへそ凹ませ」を行うと、これらの筋肉をまんべんなく鍛えることができます。

歩く速さは79m/分に設定。通常歩行と、「30秒『おへそ凹ませ』+歩行」を行い、両者を比較。「おへそ凹ませ」を加えるとエネルギー消費量が3~4割アップすることがわかった。被験者は植森さん(計測時43歳)と、「おへそ凹ませ」歴1年のAさん(女性/同61歳)。同時に男性被験者(同28歳)も計測したところ、約10%アップした。(データ:近畿大学の谷本道哉さんの協力による)
今回指導してもらったのは
植森美緒(うえもり・みお)さん
健康運動指導士。ダイエットに失敗した経験から、リバウンドしない究極のおなかやせ方法を考案。著書に『美へそダイエット』(高橋書店)など。植森さんのホームページ(http://www.mio-u.net/)

(ライター 有留もと子)

[日経ヘルス プルミエ2010年5月号の記事を基に再構成]

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