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「映像化」でひっぱりだこ 人気原作者ランキング 日経エンタテインメント!

2014/1/20

 小説を原作にした、ドラマや映画、アニメが増えた昨今。小説家の人気も、映像化作品によって左右される面が大きくなってきた。人気が高い作家や作品を探るため、この2年間に映像化された小説を調査。作家別に映像化数をカウントし、「人気原作者ランキング」を作成した。

 社会現象を起こしたドラマ「半沢直樹」。ドラマ人気とともに、原作シリーズ「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」の部数も激増。ドラマ開始前に合計50万部だった発行部数は、最終回直後の2013年9月末には約5倍の250万部にまで達した。

 ドラマや映画のヒットが、原作をベストセラーへと押し上げる風潮は強い。映像と小説の関係が密接なため、作家の注目度もまた、映像化によるところが大きくなっている。では、今パワーがある小説家は誰か。2012年1月から2013年12月までの24カ月間に映像化された小説をカウントし、作家別にランキングした。この2年で小説を原作とした映像作品(連続ドラマ、映画、アニメ)は265に上り、2作以上が映像化された作家は、13位までの31人となった。

■東野圭吾が圧勝、トップを占める有名作家

 2年間で7作の映像化と圧倒的1位となったのは、東野圭吾。過去にも「白夜行」や「流星の絆」など、映像化のヒット作は多い。この2年では、「加賀恭一郎」シリーズの映画「麒麟の翼」、「ガリレオ」シリーズのドラマ「ガリレオ2」および映画「真夏の方程式」と、2大シリーズからの映像化が進んだ。また近未来サスペンス映画「プラチナデータ」や、20年前の短編集3冊をドラマ化した「東野圭吾ミステリーズ」なども実現した。

【調査方法】2012年1月1日~2013年12月31日までの2年間に、映画化、4話以上の連続ドラマ化、劇場版アニメ化、テレビアニメ化された小説(ライトノベルを含む)を調査(映画作品公開1回で1、ドラマやアニメは1クールで1とカウント)。作家別にランキングにした

 映像化数5作で2位にランクインしたのは、山田悠介。ゲーム性とスピード感ある設定が中高生に人気の作家だ。2001年のデビュー作「リアル鬼ごっこ」は、映画が第5弾までシリーズ化されている。

 3位には、有川浩、湊かなえ、宮部みゆきの女性3人が続いた。有川はポップに描かれる“ベタ甘恋愛”の名手。今年は出世作「図書館戦争」が実写映画化と劇場版アニメ化、「空飛ぶ広報室」が綾野剛と新垣結衣のキャストでドラマ化、「県庁おもてなし課」が錦戸亮主演で映画になり、盛り上がった。

 ブラックな後味が特徴のミステリー作家・湊は、処女作「告白」のミリオンセラーに続く勢いで映像化も多数。既刊13作中8作が映像化済み、あるいは映像化確定と打率も高い。ドラマ「高校入試」で脚本を書き下ろすなど、作家自身もメディアミックスに積極的だ。

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