紫外線を浴び、一度焼けてしまった肌は、リセットが難しく、コラーゲンやエラスチンなどが傷つくため、シミ、シワ、たるみなど肌老化の原因になります。ですから本来は、日焼け後のケアよりも、できるだけ日焼けを防ぐことが大切なのです。

日焼け止めは、塗り忘れがないよう、ほお骨、鼻、髪の生え際まで指先で軽く叩き込むこと。手で伸ばすように塗ると、半分は手に残ってしまい、日焼け止めの効果が減るので注意。

外出中は日傘を差し、日光が差し込む部屋やオフィスでは、UVカーディガンやストールを羽織るといいでしょう。屋外では、日焼け止めをこまめに塗り直したり、UVカット素材の衣類を着たりすることが効果的です。

真夏の日焼けの原因とケア法
 地表に届く紫外線には、光線の波長の短いUVBと、波長の長いUVAがある。その日のうちに肌が赤くなり、やけどのような状態を起こすのはUVB。肌表面の細胞を傷つけ、炎症を起こす。肌の奥まで届き、真皮層の細胞を傷つけ、コラーゲンなどを生成する線維芽細胞やコラーゲンそのものにダメージを与えるのがUVA。これが、やがてシワやたるみなどの原因に。UVAは、UVBの20倍以上も地上に降り注ぎ、窓ガラスや雲も通り抜けるため、シミの原因にもなりやすい。

この人に聞きました

吉木伸子さん
 よしき皮膚科クリニック銀座院長。横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院、浦和市立病院を経て、よしき皮膚科クリニック銀座を開院。近著『内側から変わる! 毎日のスキンケア10の法則』(廣済堂出版)

(日経WOMAN 福島哉香)

[日経WOMAN2013年9月号の記事を基に再構成]