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借り換えのチャンス 住宅ローン金利が史上最低水準に 浅井秀一の帰ってきたぼちぼちマネー講座

2012/7/13

欧州の混乱が続き、金融マーケットは予想通り、思わしくない展開となっています。

一方、株式市場低迷の影響から国債が値上がり(=長期金利が低下)し、超低金利の状況も続いています。物事には光と陰があるもので、この結果、住宅ローンの金利が史上最低の水準となっています。

今回は、住宅ローンの最大・最後の借り換えチャンスがやってきたというテーマで、昨今の状況をお伝えします。借りている人はもちろん、実家など身近に住宅ローンを返済している人がいる場合は、教えてあげれば喜んでもらえると思いますよ。

「フラット35」が最低値を更新

長期固定金利型の住宅ローンである「フラット35」の金利が、6月に過去最低水準を更新しました。7月の金利は今後の債券市場次第ですが、このままの状況が続けば2%割れも視野に入ってくるでしょう(※実際、7月の最低金利は1.94%となりました)。

この住宅ローンは、一定の基準を満たした住宅が対象ですが、借り換えで利用することもできます。そして、いまフラット35を借りている人も、返済から一年以上経過していて延滞などがない場合は、他の金融機関などを通してフラット35で借り換えることも可能です(ただし、当初一定期間の金利を引き下げる「フラット35S」は借り換えでの利用ができません)。

住宅ローンの借り換えに際しては、借り換え前後の実質金利の差が0.3%程度あれば効果があります。

固定金利から固定金利に借り換える場合には借り換え効果が確定しますので、

(1) 2004年12月~2005年10月に借りた人
(2) 2010年7月~11月に借りた人
(3) 2010年2月以降に、返済当初10年間の金利が1%引き下げられる「フラット35S」の適用を受けて借りた人

を除けば、いまフラット35を借りているほとんどの人にメリットがありそうです。

ただし、フラット35は「団体信用生命保険」の特約料(0.35%程度の金利負担に相当)や、金利が低いタイプの融資事務手数料(同0.15%に相当)など、実際には借り入れコストは高く、実質金利もその分高くなります。新生銀行やソニー銀行、みずほ銀行など、フラット35より有利な条件で長期の固定金利型ローンを取り扱うところもありますので、全期間固定金利という安心感を得たい人は、しっかりと比べた上で借り換えを行いましょう。

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