いつから、何を? 入塾試験を受ける前にやるべきことプロ家庭教師 西村則康

将来、中学受験をするかもしれない…。実際に受験するにせよしないにせよ、準備をするとしたら、いつから、何をすればいいのだろう。塾を利用するタイミングや入塾テストについて、30年以上難関中学・高校受験指導を行ってきたプロ家庭教師の西村則康さんに聞きました。

入塾するなら、最初から上位クラスをねらえ

中学受験をする際に受験塾を利用する理由は、中学受験に必要なカリキュラムを大手塾がもっており、これを最大限に活用したいからです。

そして、受験塾に入塾するのであれば、できるだけ上位クラスに入って勉強していくことが望ましいです。なかには、下位クラスからジリジリと上位クラスへ移行すればよいと考える方もいますが、その方針で進むと、実はなかなかうまくいきません。

なぜなら、塾によっては、上位クラスのほうが授業時間が長いところもあります。また、下位クラスで教えていない内容が、クラス分けテストで出題されたりもするのです。塾に入ってから、試験を受けて下位クラスから上位クラスに上がるのは、実際かなり無理が生じますので、はじめから上位クラスでスタートさせてあげたいものです。

(写真はイメージ、記事と関係はありません)

では、上位クラスでスタートするにはどうしたらよいのでしょうか。これには2つのことが大切です。1つは、前回にお話しした、「小3までの基礎学習」をしっかりやっておくこと。2つ目は、入塾試験のための準備を万端に整えることです。

入塾試験の2、3カ月前から準備をスタート

スタートする時期は、入塾試験の2~3カ月前からで十分です。現在、大手塾のカリキュラムは新小学4年生からスタートします。多くは3年生の1月に入塾試験があり、2月から新4年生としてカリキュラムが始まりますから、目安として小3の11月頃から準備をしてください。

入塾試験のためにまず必要なのは、「長い文章に慣れること」です。小学校の国語のテストは、教科書の文章をそのまま使った短い文章と短い設問での問題で成り立っています。ところが、入塾試験の問題では、文章は長文になり、設問や選択肢の文章すらも長いものになります。

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