MONO TRENDY

デジモノNAVI

「送料無料」の落とし穴 二大ネット通販、得する勘所

2013/4/15

もはや、このサービスがない生活には戻れない――。楽天、アマゾン(Amazon.co.jp)などが展開するネット通販に、すでにどっぷり“ハマっている”ユーザーも多いだろう。最近では「送料無料」や「当日配送」のサービスもある。ただし、実際には送料無料の方が商品を含めた総額が高くなる場合があるなど、「配送」には気をつけるべきポイントが多い。楽天、アマゾンが展開するネット通販の「配送」について、得するための基礎知識を紹介する。
図1 楽天での買い物で難しいのが、送料を含めた総額が安い商品の見極めだ

【楽天】 送料はショップごとに異なる

楽天市場で商品を探すうえで厄介なのが、ショップによって送料が異なることだ(図1)。送料は各ショップが決めている。全商品無料の店もあれば、商品価格は安くても通常の宅配便の送料よりも割高に設定している店もある。

送料を含んだ支払金額がすぐにわかればいいのだが、購入手続きまで進まないと送料は表示されない。送料を加算した金額順での並べ替えにも対応していない。

そのため、「商品検索の際に『送料込み』で絞り込むユーザーも少なくない」(楽天)というが、本当に安い商品を探し出したいなら、それは避けたい。送料を別途支払っても総額が安くなる商品はいくらでもあるからだ(図2)。

図2 楽天のショップでは、商品価格に送料が上乗せされていることもあり、送料込みの最安値よりも送料別の最安値のほうが安いケースも多い。手間はかかるが、各ショップの送料を一軒一軒丹念に調べるしかない。図は、バッファローのスマートフォン用バッテリー「BSMPA04BK」の価格例

■まとめ買いでは送料別がベター

「送料無料」とうたっていても、配送には必ずコストがかかる。このため、実際には商品の価格にある程度の配送コストが含まれている可能性が高い。

特に、複数の商品を一度に買うときは、送料別のショップが割安になるケースが多くなる。同じ店で買えば同梱が可能で、そのぶん送料が安く済むケースがあるためだ(図3)。

また、大手流通のショップと個人経営の小規模ショップを比較すると、配送量が多くコスト削減が可能な前者のほうが、送料が安い傾向がある(図4)。大手ショップの商品価格のほうが若干高めの場合でも、念のため送料を含めた総額を確認したい。

図3 複数の商品を一度に購入するなら、送料別のショップを選んで、まとめ買いを考えたい。多くの店が同梱サービスを行っており、一括発送すれば送料が少なく済むことが多い。一方、送料込みの商品の場合、複数の商品を買っても値引きされるケースはまれだ。商品価格に含まれる送料分が重複するため損といえる
図4 家電量販店やオンラインドラッグ大手などが運営するショップは、自社で配送センターなどを保有。そのぶん配送コストを下げられるため、送料を安めに設定している。全国一律料金にするなど、わかりやすさでも群を抜く。一定金額以上を買えば、送料無料になるケースも多く、使い勝手がいい

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
個店開拓の領域 QR決済事業者は3陣営に収れん?
日経クロストレンド
KDDI社長が先読み 5G時代はリカーリングが全盛
日経クロストレンド
コンビニを侵食 ドラッグストアは「小売りの王者」
日経クロストレンド
楽天OBがアットコスメでバカ売れ施策 その内容とは
ALL CHANNEL