初対面でも会話が途切れない 「雑談力」磨くコツ

Step4 相手を認めて共感する

「人は誰でも自分のことを周囲に認めてほしいと思っているものです」。言葉を交わしながら、相手の存在をありのまま認めて、話の内容に共感する言葉掛けを。心の距離が縮まり、より深い雑談ができるように。

ACT01 共通点を探して、相手との心の距離を縮める

「私も大好きです」「私もそう思います」──同じものが好き、同じことを感じるなど、お互いのなかに共通点が見つかると、それが安心感につながり、場の雰囲気がぐっとよくなっていく。ぜひ会話をしながら共通点を探してみよう。

おすすめフレーズ
●「おっしゃること、よく分かります。私も○○○○だと考えています」
●「紅茶、お好きですか?私もコーヒーより紅茶派なんです」
●「たっぷり入るバッグでいいですね。私も荷物が多くて、大きめバッグ派です」

ACT02 相手に関心があることを示して親しみアップ

人は自分に関心を示してもらえるとうれしくなるもの。「会いたかった」「お洋服がお似合いです」など、相手への関心を示す一言を会話に挟んでみて。「あなたのことを見ています」という気持ちが伝わるはずだ。

おすすめフレーズ
●「背が高いですよね。何かスポーツをされていましたか?」
●「黄色いスカートがとてもよくお似合いですね」
●「何度かお会いしていますよね。以前からお話ししたいと思っていたんです」

ACT03 相手の行動を認める声掛けで会話をつなぐ

相手を認める発言をする際は、見た目だけでなく、頑張りや成果など、行動を褒める言葉掛けをするといい。「自分がしてきたことを理解してくれている」と喜ばれ、一歩踏み込んだ会話ができるはずだ

おすすめフレーズ
●「いつも熱心に取り組まれていますよね」
●「ますますご活躍ですね」
●「素晴らしい成果を上げられていますよね」
●「行動力がありますよね」

【こうすれば会話が途切れない 話をつなげる3つのヒント】

1.相手が話したいテーマをキャッチして掘り下げる

雑談の主役はあくまで相手と心得て。話している間に、相手の感情の波を丁寧に観察しよう。相手のテンションが上がる話題を見極めて、Step1~4で紹介したような質問スキルで掘り下げれば、自然と会話は盛り上がる。

2.相手の話の中の「どうして」「なぜ」を聞き出す

「どうしてそう思ったのですか?」「なぜ、そう感じたのですか?」――会話を交わす中で相手の思考や感情、行動の理由に焦点を当て、「どうして」「なぜ」といった言葉でその背景にあるものを尋ねると会話は深まる。

3.「○○さんは、いかがですか?」と逆質問する

相手が自分に質問してくれた後には、「○○さんは、どう思いますか?」「○○さんの場合は、いかがですか?」と逆質問するといい。人は自分の話を聞いてもらうとうれしいもの。会話はさらに続きやすくなる。

この人に聞きました
三枝理枝子さん
作法家、「茶禅」主宰 ストロークジャパン代表。元ANA客室乗務員。接遇やコミュニケーション力向上の人気講師として活躍。美しくて、豊かな日常を提案・共有する会員組織「和ごころ会」を主宰。著書に『チャンスをつかむ雑談力』(ソフトバンククリエイティブ)など

(ライター 田中美和)

[日経WOMAN2013年4月号の記事を基に再構成]

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