JKT48の最終オーディションは2011年11月2日に開催された。応募総数約1200人から最終審査に残ったのは51人。『ヘビーローテーション』のダンスと、持ち歌などを披露し、28人が合格した。選考基準について秋元氏は、「メンバー選びに際して、インドネシアという土地柄は考慮しなかった。僕らが魅力的だと感じる女の子はどの国でも共通していると思う。学校のクラスにこんな子がいたらいいなというバランスで、個性を重視して選んだ」と話した。また、「初めはAKB48と同じようにスタートするけれども、将来的にはJKT48独自の方向性になるかもしれない」(秋元氏)と語った。

メンバー選考の基準は?

こうして結成されたJKT48は、オーディションの課題曲でもあった『ヘビーローテーション』のインドネシア語バージョンを2011年12月に地元のテレビ番組でも初披露。ファンとの握手会も行っている。

ジャカルタ市内のショッピングモール「FX」で初の握手会(MEET&GREET)を開催。『ヘビーローテーション』も披露した(C)Aditya Rai

握手会に参加したファンにJKT48の期待度を聞くと、「最初は、AKB48の姉妹グループを作るならば、シンガポールのようにAKB48の劇場を作ったほうがいいと思っていましたが、JKT48のパフォーマンスを見て考えが変わりました(笑)。インドネシアに本当のアイドルが生まれる予感がします」(AKB48渡辺麻友とJKT48ナビラ推しの男性)、「実は以前は、JKT48の反対派でしたが、パフォーマンスを見て、成長ぶりに少しずつ応援しようという気持ちになっています」(AKB48河西智美とNMB48渡辺美優紀推しの女性)などの声があった。

インドネシアも他のアジア諸国同様にK-POPや韓流ドラマの人気が高まっている。J-POP巻き返しの橋頭堡としても、現地で愛される可能性を秘めているJKT48は大きな役割を担っている。

(日経エンタテインメント!編集長 吉岡広統)

[日経エンタテインメント!2012年3月号の記事を基に再構成]

『日経エンタテインメント!2012年3月号』ではJKT48はじめAKB48姉妹グループの全貌、リアルからバーチャルへ増えるAKB48との接点、主要メンバーの年間活躍度診断などAKB48グループの2012年計画について特集している。
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