大阪にお笑い+料理の新施設 松竹芸能「角座広場」

7月28日、大阪・道頓堀の旧角座ビル跡に、演芸場と飲食店などを集積した複合施設「角座広場」がオープンした。松竹芸能が運営。2008年にB1角座が閉館して以来、同社による常設の劇場は5年ぶりだ。

角座広場の核施設が松竹芸能の運営する劇場「道頓堀角座」。一見、工場のようなデザインの建物は、次世代の人気芸人を輩出する「工場」の役割を担うという意味が込められている。建物内には本社事務所とタレントスクールも移設した
広場には東西の人気飲食店が軒を連ねる。気軽に立ち寄ってもらえるよう、屋外にもテーブルを設置した自由で開放感のある空間が印象的

狙いは「街に開かれた自由な空間」

角座広場は戎橋南から東へ約200メートル、道頓堀のど真ん中に立地。約1600平米の敷地には松竹芸能の本拠地となる劇場「道頓堀角座」を中心に、飲食店と野外ステージ、お笑い観光案内所、治安維持のための生活安全センターなどが並ぶ。

施設名の通り、劇場の前には広場があり、オープンテラスを設けるなど、屋外も生かした開放的な空間が特徴。その狙いについて、松竹芸能の井上貴弘社長は「通りの延長のように街に開かれた自由な空間にすることで、一人でも多くの人に来てもらいたい」と話す。

飲食店は東西の人気店を3店舗そろえた。「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」など東京で行列のできるレストランとして話題を集める「俺の」シリーズの新業態「俺のフレンチ・イタリアン」のほか、大阪南堀江などで人気のカフェレストラン「ミュゼ」が手がけるカフェ・スペインバル「RISA(リーサ)」、大阪名物のたこ焼きを代表して道頓堀の「くれおーる」が出店している。

屋外ステージでは不定期で若手芸人らのライブなども予定。料理を味わいながらお笑いも楽しめる新しいスタイルの施設としても話題を集めそう。

近年、道頓堀通は人気観光スポットとしてアジア人観光客でにぎわうが、地元客は敬遠しがち。角座広場がお笑い文化やグルメの発信拠点となり、道頓堀が活性する起爆剤となるか。

ここからはその中身を具体的に見ていきたい。