遊園地跡・湖畔の廃線… 夏にお薦め「探検隊遺跡」

谷津遊園は巨人とTDLゆかりの地

谷津遊園閉園後、名物アトラクション「コークスクリュー」は北海道のルスツリゾートに移設された(加森観光提供)

首都圏で人気を集めた遊園地といえば、谷津遊園がある。千葉県習志野市の海岸沿いに1982年(昭和57年)まであった。谷津遊園は数々の歴史を刻んだ遊園地でもある。

特に有名だったのは、1977年(昭和52年)に導入された「コークスクリュー」だ。日本初の宙返りコースターだった。

このコークスクリュー、今も別の土地で利用されている。場所は北海道留寿都村。北海道最大の遊園地、ルスツリゾートで現役のコースターとして人気を集めているという。

谷津遊園はこのほか、プロ野球・巨人の発祥の地としても知られている。1934年(昭和9年)、ベーブ・ルースら全米選抜チームを迎え撃つために全日本チームが結成され、谷津遊園内に急きょ整備した谷津球場で練習したという。

このときのチームが母体となって同年、プロ球団「大日本東京野球倶楽部」が誕生する。京成電鉄はその筆頭株主となった。2年後には東京巨人軍と改称し、以来、巨人軍として親しまれている。

谷津遊園は1982年、黒字経営ながら閉園してしまう。運営していた京成電鉄は当時、三井不動産とオリエンタルランドを設立し、東京ディズニーランド(TDL)の開業を目指していた。近隣に2つの遊園地は不要との判断から、谷津遊園を閉園することになったようだ。従業員は多くがオリエンタルランドに移籍し、一部はTDLのキャストとなった。

遊園地の跡地は現在、公園になっている。敷地内には「読売巨人軍発祥の地」の記念碑がある。


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