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アイドルの個性を左右する振付師という仕事 日経エンタテインメント!

2013/5/13

グループアイドルが躍進する中で、曲に合わせた振り付けを決める振付師の役割が重要度を増している。AKB48はシングル曲ごとに異なる振付師を起用し、ももいろクローバーZはライブの総合演出に振り付けの先生を登用するなど、アイドルごとの違いも見られた。アイドルの個性を作る振付師の狙いと、最近のダンスの傾向を紹介しよう。

2012年は、AKB48が念願の東京ドーム公演を果たしたのに続き、ももいろクローバーZが『NHK紅白歌合戦』に初出場するなど、アイドルブームがさらに加速した1年だった。2013年も、グループアイドルが登場するシーンは引き続き活況を呈している。

これらグループアイドルの個性を決定付ける要素として楽曲と同様に重要なのが、ライブやプロモーションビデオで見せる、曲に合わせた振り付けだ。

[右上]AKB48の『UZA』では、ヒップホップダンスチームのメンバーが振り付け [左上]ももいろクローバーZが2012年10月に開催したイベント「女祭り」では、振付師の石川ゆみ氏がライブ演出も担当 [左・右下]フォーメーションで魅せるPASSPO☆とSUPER☆GiRLS

「アイドルの振りやダンスの特徴は二つ。一つは振りが歌詞とリンクしていること。もう一つは観客がマネしやすい印象的で分かりやすい振りが多いことですね」と言うのは、PASSPO☆などの振り付けを手がける竹中夏海氏。歌詞に沿った振りをつけることで、楽曲の世界観が観客に伝わりやすくなる。ライブでは観客が“フリコピ”をすることで、ステージと客席が一体となる効果を生む。

こうした動きを作るのが、振付師の仕事だ。現役のダンサーとして活動しながら、振付師を兼任する例もあるが、最近は振り付けを専門とする人間も増えている。

振付師の起用については、曲ごとに変える「変動型」と、1人に長い期間育成を託す「固定型」がある。

例えば、2012年のAKB48はシングルごとに異なる振付師を起用。8月に発売した『ギンガムチェック』は少女時代や東方神起を手がけた仲宗根梨乃氏が担当、『UZA』はストリートダンスチームに所属するakihic☆彡氏が、スピード感のある曲に合わせて難易度の高いダンスを作り上げた。

■結成当初は固定型が主流

逆に、ももいろクローバーZは2008年の結成以来、石川ゆみ氏が担当。2012年10月に日本武道館で開催された「ももクロ女祭り」では、ライブの総合演出まで務めている。

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