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高齢化先進国で育つシニア用スマホ、使いやすさで市民権

2013/10/15

「シニア層」と呼ばれる、高年齢の消費者をターゲットにしたスマートフォン(スマホ)が続々と登場している。NTTドコモが「らくらくスマートフォン」の後継として2013年8月16日に発売した「らくらくスマートフォン2 F-08E」や、ソフトバンクモバイルが9月13日に発売した「あんしんファミリーケータイ 204HW」がそうだ。

こうした市場は、今後高齢者が増加する国内で大きな成長が見込まれる。NTTドコモが2012年8月に発売したらくらくスマートフォンは、2013年7月時点で約50万台を販売。同社が「2トップ」の一角として2013年3月から大々的に売り出した「GALAXY S4」の70万台(7月時点)には及ばないものの、目を引く実績だ。

さらにNTTドコモは10月4日に「らくらくスマートフォン プレミアム F-09E」を発売、シニア層の選択肢がさらに増えた(図1)。年齢が高くないスマホ初心者にとっても使いやすい機種が多く、幅広いユーザーを獲得する可能性もありそうだ。

図1 携帯電話事業者各社がシニア向けに使い勝手や機能を強化したスマホの提供に本腰を入れ始めた。上級者向けから初心者向けまであり、それぞれ機能が異なる

■実際のボタンを押したかのような操作感

これらシニア向けスマホの特徴は大きく2つある。操作性を向上させている点と、機能が制限されている点だ。

例えば、NTTドコモのらくらくスマートフォン2は、大きなタイル状のボタンが並ぶ、独自のトップ画面を採用する(図2)。押し間違いが少ないデザインだ。タッチ操作も独特で、実際のボタンを押すかのような操作感を実現した。単に画面に触るだけではなく、ぐっと押し込むようにタッチすると本体が軽く振動し、タッチしたことがユーザーにも分かるようになっている。スマホに不慣れなユーザーに配慮した操作方法だ。

図2 NTTドコモの「らくらくスマホ2 F-08E」の概要。押し込むようなタッチ操作を検知する独自のICチップを内蔵する

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