貝殻、小麦、マスキングテープ 幸せを呼ぶエコネイルマーケティングライター 牛窪恵

ぽかぽか陽気に誘われて外出も増えるこの時期、ネイルもカラフルに彩って、オシャレ度&気分をアゲたいところですよね。一般には、「むやみにネイルを塗りすぎると、爪が痛む」「手が荒れる」とも言われますが、最近は手にも地球にもやさしいエコなネイルカラーや爪磨き法が続々と登場。「ネイルカラー特有のニオイがダメ」という女子の間でも、話題を呼んでいるようです。
上羽絵惣の胡粉ネイル

「ここ1~2年、京都旅行のたびに、『胡粉(ごふん)ネイル』(ネイルカラー)を買って帰ります。消毒用アルコールで落ちるから、除光液が要らないんですよ」

と話すのは、都内の区役所に勤務する、A子さん(30代前半)。

彼女が言う「胡粉ネイル」の“胡粉”とは、ホタテの貝殻の微粉末から作られる顔料のこと。

このネイルを製造・販売する上羽絵惣(京都府京都市)は、1751年に創業された老舗だ。昔から、日本画用絵具専門の店として、プロ仕様の岩絵具(いわえのぐ)などを扱ってきた。

それが近年、絵具の製造技術を応用、有機溶剤を使わない「胡粉ネイル」の開発に着手。A子さんのように爪の弱い女性たちから、「京都のエコなおみやげ」として支持されるようになった。

水溶性のため、従来のマニキュアと違って速乾性があるのも、胡粉ネイルの特徴。落とすのも簡単で、除光液の代わりに消毒用アルコールで落ちるため、「爪へのダメージを減らせる」とのこと。

また、ツーンというネイル特有の刺激臭もないため、「カフェなど外出先で塗っても平気。お気に入りのカラーは、落ち着いた気分になれる、渋めの紫(「紫苑(しおん)」)です」と、A子さんは笑顔を見せる。

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