女性が気になる「ほうれい線」。予防し、改善するにはどうすればいいのでしょうか? ほうれい線撃退プログラム。2回目は顔の筋肉の凝りをほぐすエクササイズを紹介します。
顔のインナーマッスルを鍛えなければいけない理由
ほうれい線のできる原因は頬(ほお)の筋肉のたるみに加え、頬の筋肉を上部で支える側頭部の筋肉と、下部で支える口元の筋肉の衰えにあります。これらの筋肉が柔軟性や張りを失うために、頬の筋肉を支えられなくなり、ほうれい線ができるのです。
1回目の「ほうれい線できやすさチェック」で、1つでも当てはまる項目があった人は注意。できるだけ早く、ほうれい線の改善・予防の手を打ちましょう。
まず、顔の筋肉の仕組みを簡単に説明しましょう
顔には、「表情筋」と「深層筋」があります。表情筋とは、その名の示す通り表情を作る筋肉で、皮膚についているものです。一方、深層筋は骨に付いていて深い部分にあります。いわゆるインナーマッスルで、これが表情筋を支えています。
この深層筋は、さらに、血液からの栄養分を運び、老廃物を取り除くポンプの働きをしています。つまり、深層筋が衰えると、表情筋を支えることができなくなり、ほうれい線はもちろん、たるみやしわの原因にもなるのです。また、肌に栄養分が届かず、老廃物がたまったままになるので、くすみやしわもできやすくなってしまいます。
顔の深層筋は2つ。側頭筋と咬(こう)筋です。