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「手書き」で広がるタブレット活用、利便性でノートに迫る 手書き入力の極意(上)

2014/1/14

パソコンやタブレット、スマートフォン(スマホ)を持っていても、紙のノートとペンにはこだわっている。そんな「手書きこだわり派」の中には、デジタル機器での入力に常々不満を抱いている人も多いだろう。しかし、最近では技術の向上によって、デジタル機器での手書きは紙の代替になり得るほどの進化を遂げている。大量のメモなどを持ち歩けるといった利便性を一度体験すれば、もう手放せなくなる。デジタル機器における手書き入力の基礎知識や最新事情、注目のアプリケーション、さらにWindows 8で手書き入力を究めるワザなどを、2回に分けて解説する。

「パソコンもスマホも持っているけど、手帳は紙に限る」「会議にはタブレットと紙のノートを両方持って行く」──。仕事や生活にデジタル機器が深く浸透した今でも、やはり紙の手帳やノートが手放せないという人は多いだろう。

近い将来には、そんなデジタル機器と紙を使い分ける利用スタイルは、時代遅れとなるかもしれない。ペンを使って画面上で快適に手書きができるパソコンやタブレット、あるいはアプリケーションが続々と登場してきたからだ。

図1 これまでパソコンではキーボードやマウスでの操作が一般的だった。スマホやタブレットの登場によって、タッチパネルでの操作が定着した。さらに最近では、ペン入力に対応した製品やアプリケーションが複数登場した。紙のノートと同様の利便性が得られるようになってきた

従来、パソコンを操作するにはキーボードとマウスを使うのが一般的だった。キーボードとマウスは、長文を書く、数値を入力してグラフを作る、資料をまとめて文書を作るといった用途に向いている。一方、タブレットはタッチパネルで操作する。タッチパネルはWebページや動画を手軽に見る、電子書籍を読むといった用途に向いている。

■アナログとデジタルが融合

キーボードやタッチパネルに足りないのは、頭に浮かんだことや聞いたことを、その場でさっと記録する即時性。つまり、メモを取る、予定を書く、アイデアをまとめるといった、紙のノートやメモ帳が使われてきた用途である。アイデアは紙のメモ帳に記載し、考えがまとまったらパソコンで清書するというように、ツールを使い分ける必要があった。

今後は、そのアナログとデジタルの隔たりが解消され、融合が進むだろう(図1)。きっかけは急速に普及しているタブレットである。「iPad」を中心に、手書き用のアプリケーションが数多く登場した。各種のスタイラスペンも豊富にそろってきた。

さらに、マイクロソフトのWindowsタブレット「Surface Pro 2」、ソニーの変形型パソコン「VAIO Duo 13」など、書き味に優れるデジタイザーペンでの入力に対応した製品も増えてきた。

■過去のメモをすぐ探せる

手書き入力のメリットは、キーボードやタッチパネルと比べて「図や絵を同時に書き込める」「拡大して細かい文字を書き込める」など自由度が高いことだ。

さらに紙のノートと比べたときには、記入したメモを探しやすいという長所もある(図2)。手書きしたメモのファイルをフォルダーにまとめて入れておけば作成日で並べ変えができるので、「あの日のメモを読みたい」というときに即座に探せる。アプリケーションによっては、OCR(文字の読み取り機能)を使ってメモ内のキーワード検索も可能だ。

図2 パソコンやタブレットでの手書き入力には長所もあれば短所もある。例えば、紙とペンに比べると、書き味や表示の速度に不満を感じることがある。それぞれの入力方法の特性を見極め、用途や利用シーンに合わせて使い分けるとよい

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