仕事でもPC不要? 検証、「スマホ+タブレット」の仕事力

ホテルのテレビを“パソコン化”

最後に仕上げとして、「パソコンなしの出張」に挑戦してみた。準備万端で出発したつもりだったが、ホテルの部屋に着いたところで早速問題が発生。スマホの「Xperia acro HD」のバッテリーが残りわずかになったが、USBコンセントを忘れてしまったため充電ができない。そこで試しに備え付けのテレビの背面にあるUSBコネクターにXperiaを接続してみた。すると充電ランプが点灯し、無事に電源を確保することができた。

出張先のホテルでは、まず部屋の有線LANをワイヤレスにした。作業は無線LANアダプターにケーブルを接続するだけと簡単だった。また、スマホのXperia acro HDとテレビをHDMIケーブルで接続して“パソコン化”。用意したキーボードやマウスを使って、メールの送受信やネット検索などをストレスなく行えた

バッテリー切れの心配がなくなったXperiaと客室のテレビを、あらかじめ用意しておいたHDMIケーブルで接続してみると、スマホの画面がテレビに映し出された。さらにブルートゥースのキーボードとマウスをXperiaに接続。これでテレビを大画面パソコンのように使えるようになった。

文字が多少大きめに表示されてしまったが、ブラウザーで「PC表示」に変えたところ、通常のパソコンとほぼ変わらない見た目になった。ウェブで情報を検索し、メールを数本送受信。原稿のためのメモ書きをするといった、出張時にパソコンで毎回行っているような作業が、テレビに接続したスマホで意外にも簡単にできてしまった。

いざというときのために、こっそりとかばんに忍ばせておいた1.2kgのノートパソコンの出番は全くなし。iPad miniとキーボードを合わせた重さは512g。今後は外出や出張時のかばんの中身が大きく変わりそうだ。

(日経トレンディ 佐々木淳之)

[日経トレンディ2013年6月号の記事を基に再構成]

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