白湯で体質改善――代謝がアップ、むくみを解消日経ヘルス

一度沸騰させたお湯をぬるく冷ました白湯(さゆ)の体質改善効果が注目されている。温かいので胃腸にやさしく、代謝が向上して、むくみの解消などにつながる。ショウガを加えるとさらに効果が増すという。家庭で手軽に始められるこの健康法。効果について専門家に聞いた。

知人に薦められてショウガ入りの白湯を飲む井田清美さん(44、仮名)は「ほかの飲み物より、トイレに行く回数が増えた。むくみで足が痛かったのが、改善した」と話す。最近、女性の間で白湯を飲んで健康になる効果が話題になっているという。

胃腸にやさしい

白湯は昔から、日本だけではなく、インドや中国、欧州でも健康維持のために飲まれてきた。浄水施設がなかった時代は、雑菌などの殺菌・消毒のためとされるが、白湯を飲む習慣は今も各地で根付いている。

白湯の健康効果について、インドの伝統予防医学アーユルヴェーダに詳しい、東京都港区のマハリシ南青山プライムクリニックの蓮村誠院長は「第一に白湯は温かくて、胃腸にやさしいこと」と話す。

インドの伝統予防医学では、胃腸は体内でもっとも熱を生む力のある臓器だととらえているという。「その胃腸に冷たい飲み物をはじめ、カフェインの多い飲み物やアルコール類を入れ過ぎると、熱を生む力が弱まってしまう」(蓮村院長)

逆に、刺激を与えずやさしく温めれば、胃腸からほかの臓器へ熱が伝わり、全身の血流が促される。そうなれば、体内に滞った老廃物の排せつも促されて、代謝が上がると考えるという。

そんな好循環をもたらすのに最適なのが白湯。蓮村院長は、冷ましても体温より少し熱めの温度で1日3~4杯(700~800ミリリットル)を常飲することを薦める。

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白湯の飲み方

朝起きて空腹時にまず1杯

朝の体はもっとも乾いているため、吸収されやすく効果が出やすい。目覚めの1杯にする習慣を

昼か夜、お茶がわりにもう1杯

不調を一掃して体質を根本的に改善したいなら、1日2杯以上飲むこと。空腹時や入浴後が効果的

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