MNPでは、電話番号は引き継げるが、携帯電話会社のメールアドレスは引き継げない。元の携帯電話会社で割引を受けている場合も、当然引き継げない。また、月々サポートを受けるには条件がある。NTTドコモとauは、パケット定額プランへの加入が必要だ(図6)。
月々サポートの額は、端末により異なる。携帯電話会社はこの額を変えることで、端末の売れ筋を誘導しているのだ。機種によっては、月々サポートの額が、端末の分割代金より大きくなることもある。この場合は、その差額分が利用料金から引かれる(図7)。
家電量販店などでスマホを購入する際は、購入時の頭金を値引く代わりに、有料オプションへの加入を勧められるケースがある(図8)。激安ショップでは、20個などの大量のオプション加入を前提に、大幅に端末代を値引くこともある。こうした場合は、加入したらできるだけ早く解約するとよい(即解約しても1カ月分の料金はかかる場合がある。また、2カ月など最低利用月数を指定される場合もある)。