多くの人が「家計に対する大きな負担」と、不満に感じているスマートフォン(スマホ)の料金。まずは料金の仕組みをきっちり理解して、節約のポイントを見極められるようになろう。スマホの毎月の固定料金は6000~7000円のケースが多いが、目指すは「月5000円未満」だ。
スマホにかかる月額料金の構造を整理すると、図1のようになる。耳慣れない要素も多いかもしれないが、3つに整理すると分かりやすい。
まずは「固定費」。スマホをインターネットに接続して使ううえで、「基本料」「ネット接続料」「パケット定額料」の3つは避けて通れない項目だ。携帯電話会社やプランによって異なるが、3項目を足すとスマホの固定料金は7000円程度になる(図2)。NTTドコモの場合は、通信量が少ない人向けのパケット定額プランがあり、これより1000円ほど安くできる。
2つめは、日々のスマホ利用に関わる料金。音声通話にかかった「通話料」や、留守番電話やアプリ使い放題パックなどの「オプション料金」のことだ。これは利用者の使い方によって大きく変わる要素で、いずれも削減可能だ。