宅配・観光・ちょい乗り… 国内でも広がる超小型車

前回は、海外では多種多様なかわいい超小型モビリティ(超小型車)がすでに街中を走っている様子をリポートしました。日本でも、超小型モビリティの活躍の場がどんどん拡大しています。

すでに公道を走る1人乗り

1~2人乗りの電気で走る超小型モビリティ。バイクでもなく、軽自動車でもない全く新しい乗り物(=モビリティ)は日本ではどんな使われ方をするのでしょうか。

セブンイレブンは、トヨタ車体の「コムス」を宅配サービスに利用(撮影:北山宏一)

2012年夏、トヨタ車体が開発した1人乗りの電気自動車「コムス」が発売になりました。すでにセブンイレブンが日用品の宅配に導入しています。一般的な電気自動車は一回の充電で長距離を走れないという心配がありますが、近距離をちょこまか走るにはぴったり。2012年11月には、愛知と東京でマンション向けのカーシェアリングサービスも始まっています。15分100円で借りられるので、ちょっとそこまで、気軽に使えそうです。

ただ、1人乗りだと、バイクとあまり変わらないという印象があるかもしれません。家族を駅や病院まで送って行く、といったシーンが多いママには、2人乗りでバイクよりも安定感がある超小型モビリティが気になる存在です。

観光との相性ぴったり

2人乗りの超小型モビリティも私たちの生活にどんどん近づいてきています。2012年11月から2013年1月末まで、横浜市の都心エリアで日産自動車「NISSAN New Mobility Concept」を1日最大3時間半、無料で貸し出すという実験が行われました。観光や地域内での移動手段として、どう活用できるかを調べるのが目的です。

借りたいと思った人は、ウェブから会員登録をして、その後、希望の日時を予約するというカーシェアリング方式。いったいどんな人が利用したのでしょうか。「もの珍しさからか、観光目的で遠くから乗りに来た方多かったようです」と、横浜市温暖化対策統括本部の遠藤拓也さんは言います。その証拠に、予約は週末から埋まっていき、平日は余裕がある状況が続きました。もともと、3時間半という貸し出し時間は、観光しながら途中で食事をしてもらおうという狙いもありました。

注目記事
次のページ
歩く人との距離が近くなる
今こそ始める学び特集