旅行・レジャー

京都ここだけの話

アジサイ、水族館、市場……雨の京都を楽しむ

2012/6/7

七条駅以北は地下を走る京阪電鉄。87年5月までは鴨川(左)と琵琶湖疏水(右)に挟まれた土手を走り、独特の風情があった

部長 おいおい、京都、水、酒とくれば、以前も紹介した伏見だろ。かつては「伏水」と書いていたぐらいだし。

太郎 伏見というと、実は中心地で近鉄の地下化の計画があって……。

部長 ひょっとして大ニュースか?

太郎 すいません、残念ながら昔話です。昭和初期、前身の奈良電鉄が京都と奈良を結ぶ計画のなかで、伏見は地下を通そうとしたそうです。

京子 伏見で地下、ですか?

太郎 陸軍の練兵場を横断するのが当初の会社案でした。ところが国が用地譲渡に難色を示したので、ならば地下を通そうと考えたようです。

部長 ふむふむ。

太郎 ところが地下を掘られては、大切な水脈が途切れる恐れがある。伏見の酒造組合は「酒造業が衰微する」「国庫への酒税納入が減る」と訴え、学術調査も実施。結果、地下化は断念され、現在のような高架による鉄道建設になったそうです。

京子 へえ、伏見に地下鉄って不思議だったけど、そういうことなのね。

部長 太郎にしては、ずいぶん“鉄分”の濃い話だな。

太郎 京都の水とは違います。

部長 掘れば掘るほど、特ダネが出てくるんだろうな。

太郎・京子 頑張ります。

(京都支社・瀬崎孝)

次回は6月21日に更新します。

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