リップメークの「すぐ落ちる」問題一挙解決
似合う口紅の色が分からないという質問をよく受けますが、似合う色を見つけるには塗って試すのが一番。手の甲に塗って色を見る人が多いですが、肌と唇の色は違う上、唇の赤みも人それぞれです。面倒くさがらずに、気になる色はどんどん唇に塗って試しましょう。
肌が地黒の人やくすみがちな人は、白っぽい口紅は唇だけ浮いてしまうので避けた方がいいでしょう。肌のくすみを補正してくれる赤みのある色がおすすめです。
赤など鮮やかな色の口紅を塗るときは、ほかのポイントメークとのバランスに気をつけましょう。特にチークをいつも通りにつけると、やりすぎになってしまいます。チークを薄めにつける、チークの色をピンクやオレンジ系からベージュ系にするのがポイントです。
口紅に関してよく寄せられるのが、「淡い色がキレイに発色しない」「すぐに色がハゲてしまう」といったお悩み。これらについては、コンシーラーやリップライナーなどを活用して解消する小ワザをご紹介します。
★ 口紅を選ぶときは実際に唇に塗って試すこと。
★ 肌がくすみがちな人は白っぽい色を避けること。
★ 鮮やかな色の口紅を塗るときはチークをトーンダウンすること。
★ 淡い色の口紅を塗るときはコンシーラーで唇の色をカバーすること。
★ 持ちをよくしたい場合はリップライナーで唇を塗りつぶすこと。
オフィス向け口紅はやっぱりベージュピンク
オフィスメークにおすすめなのは、ほどよい女性らしさときちんと感をあわせ持つベージュピンク。どんな色のアイシャドウを塗ってもなじむのも魅力です。ベージュピンクでも白っぽいものは肌から浮きやすく、肌がくすんで見えることがあるので、唇に塗ってチェックしましょう。
鮮やかな色の口紅をオフィスに塗っていくとき 気をつけること
赤口紅をオフィスにも塗っていきたいところですが、いつものメークに赤口紅では派手になり過ぎ……。赤口紅でもオフィスで浮かないようにするコツは2つ。
1つめはチークの色をベージュ系など落ち着いた色にチェンジするか、チークを薄めにすること。
2つめは赤口紅にベージュなどのグロスを重ねて、赤みを和らげること。退社後は、赤口紅を塗り直して、鮮やかな色を楽しみましょう。
淡い色の口紅を塗るときはコンシーラーで唇の色をカバーして
唇の赤みが強い人や唇がくすんでいる人は、淡い色の口紅やグロスがキレイに発色しないことも。そんなときは口紅やグロスを塗る前に、コンシーラーで唇の色を消しましょう。唇の形を補正したいときも、コンシーラーで唇をカバーしてからリップライナーで好みの形を描き、口紅を塗りましょう。
色持ちをよくしたいときはリップライナーを使って
すぐに口紅がハゲてしまうという人は、リップライナーを活用しましょう。まずリップライナーで唇全体を塗り、その上にリップライナーと似た色のグロスを重ねます。リップライナーは口紅より落ちにくいので、長時間塗り直しができないときにおすすめです。
この人に聞きました
専門学校卒業後、都内ヘアサロンワークを経てフリーのヘアメークを経験。2005年から現在のヘアメーク事務所である「NU YARD」所属。男性・女性問わず、映画・舞台のヘアメークを手がける傍ら、『FRaU』『SWITCH』などの雑誌でも数多くの女優・タレントを担当。
(ライター 石河美穂子)
[nikkei WOMAN Online2013年10月3日付記事を基に再構成]
健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
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