2013/8/8

さらに、このような学校主催の説明会のほかに、塾や企業などが主催し、大型ホールや公共施設などに複数の学校が集まる合同説明会もある。志望校がまだ絞り切れていない段階では、一度に複数の学校を見ることができるこのような説明会を活用するのも手だ。

「説明会に参加できる機会は非常に増えています。学校とのミスマッチを防ぐためにも、受験する可能性のある学校には必ず足を運び自分の目で確かめておきたいもの。入試の日に初めてその学校を訪れるということだけは避けましょう」(中曽根さん)

4年生で活動開始。5年生で10校程度に絞り込む

では、説明会やオープンスクールには、いつ頃参加するのがベストなのか。

6年生になってからでは、土曜日や日曜日が塾の授業や模擬試験などで埋まってしまう場合が多く、受験生本人を連れて行くことが難しくなる。とはいえ、5年生の段階ではまだ志望校が現実味を帯びておらず、「受ける可能性のある学校」がはっきりしない。そのため、憧れ校や難関校ばかりに足を向けてしまい、6年生になって、それまで思ってもいなかった学校が受験校として浮上してきて大慌てということも少なくない。

中曽根さんは、このようなことが起こる背景には、「偏差値に縛られた学校選びがある」と指摘する。子どもの成績によって志望校が揺れ動くため、足を運んでおくべき学校が見えてきづらいうえに、偏差値を重視するあまり、わが子にぴったりの学校を見落としてしまうことにもなりかねないというのだ。

それを防ぐためにはどうしたらいいのか。

中曽根さんは言う。「学校選びの主役はあくまでも子どもですが、わが子をこんなふうに育てたいというわが家のビジョンを持つことが大切です」

そのうえで、できれば4年生のうちに、通える範囲にある学校の中から、自主性を大切にする校風の学校と面倒見の良い学校、男女共学校と別学校、大学付属校と進学校、伝統校と新進気鋭の学校などなるべくバリエーションを持たせ、偏差値的にも幅を持たせ、親だけで説明会を回る。そうすると次第に学校を見る目が養われ、わが子がそこでどんなふうに成長していくかをイメージできるようなり、子どもに合いそうな学校が自然に絞れてくるそうだ。

「10校程度に絞ったら、5年生のうちに子どもを一度は連れて行きましょう」(中曽根さん)

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教育理念、学校長の話、在校生の様子に共感できるか