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便秘解消、下腹も凹ます「へそ下腹筋」トレ ゆがみリセット学(9) 竹井仁

2012/8/12

 いろいろ手を尽くしても、どうしてもすっきり出てくれない!そんな便秘は、「へそ下“腹筋”」の衰えのせいかもしれません。姿勢が悪い、下腹がぽっこり出ている、運動習慣がないといった生活を続けていると、途端に衰えるのが、へそ下にある腹筋。「便の押し出し力」に欠かせない筋肉だから、ここを鍛えれば腸がダイレクトに刺激され、お通じがスムーズに。腸だけでなく、下腹ぽっこりの悩みまで解決できる効果絶大のエクササイズ、さっそく始めましょう。

 72時間以上便が出ない状態を、医学的に「便秘」といいます。

 通常、朝起きて空っぽの胃に食べ物が入ると腸の蠕動(ぜんどう)運動が促され、小腸、大腸へと食べ物が通過していきます。栄養素のほとんどは小腸で吸収され、残りかすは上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸へと順に送られ、直腸から肛門、体の外へと排出されます(図1)。

図1 腸の働き(左)、S状結腸周辺には腹横筋がある(この記事のイラスト:もと潤子)

 このような腸の動きは内臓器官の機能を制御する「自律神経」の影響を大きく受けます。例えば、リラックスした状態、つまり副交感神経が優位だと、とてもうまくいきます。寝転んでゆる~っとした気持ちで腹式呼吸をすれば、横隔膜が上下に大きく動き、腸の動きが促されるはずです。反対に、交感神経が優位な状態──ストレスがある、緊張している、怒っている、冷えている、などの要因があると、腸の動きは途端に悪くなります。

 腸の蠕動運動が鈍くなると、便から水分が吸収され、便が硬くなります。女性の場合、月経前の黄体期にもホルモンの影響で水分の吸収が促されるので、さらに便秘になりやすい。硬い便が腸を通過しにくくなったり、詰まったりして、便秘が慢性化していきます。

 朝食をとる、食物繊維や発酵食品をとるなど、食生活における対策が大事なのはいうまでもありませんが、今回お話ししたいのは「便を押し出す力」。いろいろな対策をとっても便秘が治らない人、細いのに下腹がぽこっと出ている人は、「便を押し出す力の不足」が便秘の原因かもしれません。

■へそ下の腹筋が衰えると「押し出す力」が弱くなる

 大腸は、正面から見るとM字状にお腹の中を通っています。ただ、最終地点である直腸の手前にある「S状結腸」が“難所”。急カーブを描いていて、便が滞りやすいのです。

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