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3.9Gと4G、何が違う? 今更聞けない「IT新常識」

2013/3/13

IT(情報技術)業界は「ドッグイヤー」、つまり7年分の変化がわずか1年で起こるほど急速なスピードで動いているといわれる。事実、新しい技術やサービスは次々に登場し、日々のニュースを追い続けるのは容易ではない。少し前に“勉強”したことが、既に「過去の常識」になっていることも珍しくない。ITに詳しい同僚や知人に今更聞けない、5つの「新常識」をお伝えしよう。

【新常識1】 正式な4Gはまだ、普及は2015年以降

スマートフォン(スマホ)の普及で需要が広がるデータ通信サービス。各通信事業者は、増え続ける通信量に対処するため、通信サービスを高速化した次世代方式への移行を促している。その際、既存の通信方式を「3G」、新しい通信方式を「4G」と呼び分けることがある。

3Gや4Gとは移動体通信の世代を表す呼び名で、3Gは第3世代移動体通信(もしくは携帯電話)、4Gは第4世代移動体通信のことである。国際電気通信連合(ITU) が規格を定めている。基本的に世代が上がると通信速度が向上する。

図1 各通信事業者が提供している通信サービス。3.5Gと呼ばれるサービスが主流だが、3.9Gサービスに移りつつある

現行のデータ通信方式は、細かく分類すれば3.5Gだ(図1)。国内での本格的な3Gサービスは「W-CDMA」方式や「CDMA2000」方式で2001年ごろに始まった。現在は3.5Gの「HSPA」方式や「EVDO」方式が主流だ(図2)。3.5Gの通信速度は毎秒14M(メガ)ビット(bps)から42Mbps。便宜上、これらをまとめて3Gサービスと呼ぶ。

図2 世代ごとのデータ通信方式。3.5GではドコモとソフトバンクモバイルがHSPA方式、KDDI(au)がEVDOマルチキャリア方式を採用した。3.9Gでは3社がLTEを導入、KDDIはモバイルWiMAXも引き続き提供する

■LTEは厳密には3.9G

図3 LTEでは、データを大量に送れる変調方式に変更し、周波数帯やアンテナ本数を拡張して速度の向上を図った

一般に、4Gは「LTE(long term evolution)」方式を指す。高速化のポイントは3.5Gの変調方式を見直し、周波数帯幅を広げたこと(図3)。一度に送れるデータ量を増やし、通信速度は75Mbpsから100Mbpsになった。

厳密にはLTEは「3.9G」とされており、一部の通信事業者がLTEなどのサービスを先行して4Gと呼んでいたため、ITUが4Gと呼ぶことを認めた経緯がある。正式な4G規格は、通信速度が1G(ギガ)bps超の「LTE-Advanced」になる。2015年以降に本格的な普及が見込まれる。

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