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職場復帰日は4月1日が正解というわけではない

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NIKKEI STYLE

 4月に職場復帰する予定の新米ワーキングマザーのみなさん、復帰までの準備はできていますか? 職場への挨拶に始まり、パパとの家事・育児の分担、病気のときのサポート体制の整え方、復帰後の働き方……復帰までにやるべきことはたくさん。前回に引き続き、復帰準備、そして復帰後にも役立つノウハウや知っておくべきことをキャリアアドバイザーの河野真理子さんのアドバイスでお届けします。

保育園の入園時期に合わせて4月に復帰にする人は多いですが、4月1日復帰にこだわりすぎなくてもよいでしょう。

職場復帰の時期は、本来、保育園入園事情と会社の仕事の繁忙期と本人の能力の必要度、周囲への迷惑がかからない時期などをトータルで検討して決めることが望ましいもの。

4月が異動などで職場が忙しい時期であれば、ひと段落した4月中旬にしたり、子育てのサポート体制を整える慣らし保育期間を考えて、5月を選んだりする人もいます。都市部の多くの自治体では、認可保育園の場合、入園月の翌月初日までの復職を保育園入園の条件としているところがあります(4月1日入園なら、翌月5月1日に復職していることが条件)。

例えば、3~4月が繁忙期となる人事部門の場合、5月に復帰するよりも、2~3月に復帰してもらうほうが、職場の人は助かるかもしれません。ただ、4月の保育園入園より前倒しで職場復帰する場合は、認可外や保育ママ、両親など子どもの預け先を確保しておくことが必要です。

また、子どもを保育園に預け始めの時期は、午前中に1~2時間預け、徐々に慣らしていく「慣らし保育」があります。慣らし保育の始めは、お昼にお迎えに行かなくてはなりません。

復帰直後は仕事に慣れるのにも時間がかかります。復帰後数カ月は、病気の呼び出しも多く、早退することも多々あります。また職場には、ほかの育休明け復帰する人がいるかもしれません。復帰時期に関しては、復帰予定の1カ月前までに上司に相談した方がよいでしょう。

とはいえ、保育園入園に関しては4月が最大のチャンス。このチャンスを逃さないよう、復職のタイミングを決めましょう。自治体によって、入園と復職タイミングの条件が異なる場合もあるので、上司への相談の前に必ず確認しておきましょう。

働き方の相談は「報告」と「希望やお願い」を混ぜない

職場復帰をする部署は、原則的には産休前の職場です。ただ、元の部署で両立するのが難しいと思ったら、一度上司や先輩に相談するとよいでしょう。

上司や先輩に相談する際には、「報告」と「自分の希望やお願い」が混ざらないように気をつけましょう。

「報告」とは、ありのままの事実です。

【報告】
・保育園は決まったか
・保育園には何時から何時まで預けられそうか
・子どもや自分の体調はどうか
・子どもが病気のときはどうするか
・夫の帰宅は遅いのか
・出張や残業、休日出勤などには対応できるか

といった内容です。いずれも、本人の頑張り次第で変えられるものではないため、上司に理解しておいてもらう必要があります。

「希望やお願い」とは、文字通り、自分の希望や職場にお願いしたいことです。

【希望やお願い】
・フルタイムで復帰したいのか
・時短勤務制度を利用したいのか
・何時に出社して何時に帰りたいか
・仕事量は減らした方がよいのか(どれくらい減らしたいか)

などです。必ず、自分の意見をまとめてから、自分はどれだけ頑張りたいか、現実的な勤務時間はどれくらいか……具体的な状況を「きちんと」伝える必要があります。

例えば、サポート体制がそれほど整っていないのに「残業も出張も出産前と同じようにこなせます!」と大風呂敷を広げてしまうと、子どもの急な病気など突発的な事態で結果的に職場に迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。

逆に、サポート体制も整えて万全の準備で臨んだのに、上司が配慮のつもりで仕事を軽くした場合、「戦力と見なされなくなった」と勘違いして、仕事のやる気をなくしてしまうこともあります。誤解を招かないよう、自分の思いや状況は正確に伝えるようにしましょう。

"浦島太郎状態"にならないよう、情報を入手しておく

出産前にいた部署に戻る場合は、会社の動きや業務の流れをある程度つかんでおくことで、スムーズです。

復帰してすぐに「○○部長異動しちゃったんですか?」「このシステムはもう利用しないんですか? なぜですか?」などと、周囲の人にとっては当然の業務を、新人同様に上司や同僚に説明させてしまう状況では、迷惑をかけてしまいますよね。

会社の情報や、自分が担当していた業務の動きなどは、時々同僚や先輩などと連絡を取りながら、育休中でも情報収集しておくと安心です。特に、復帰後は時短勤務を選んで、勤務時間も短いため、業務に集中できるよう、復帰までに必要な情報は入手しておきたいものです。

また、積極的に新しい企画やこれからやりたい仕事、業務に役立つ情報やアイデアを提案することも心がけましょう。職種によっては母親ならではの切り口を仕事に還元できることがあるかもしれません。

育休中の経験も無駄にすることなく、「ママになっても前向きに働きたい」という姿勢を見せるのは、ワーママとして職場で理解を得るためには大切なことです。

【まとめ】

1・復帰する時期は復帰1カ月以上前に上司と相談する
2・働き方の相談は「報告」と「希望やお願い」を混ぜない
3・復帰前から、職場や仕事の情報を集めておく

この人に聞きました

河野 真理子
人材育成コンサルタント/キャリアアドバイザー 株式会社キャリアン 代表取締役。専門は人材育成・組織能力開発やマネジメント・キャリアに関するコンサルティング。1989年に人材育成子会社を立ち上げ常務、社長、会長。キャリアアドバイスを普及した経験を活かし、2013年に一人ひとりの生涯キャリアを支援するキャリアンを設立。現在は、「管理職からのキャリアデザイン」「ダイバーシティ・マネジメント」「DEWKS(Double Employed with Kids)のキャリアデザイン」などのセミナーに加え、仕事と結婚・出産・育児・教育に悩むワーキングマザーはもちろん、男性管理職や両親(祖父母)からの相談も増えている。

(ライター 西山美紀)

[日経DUAL2014年2月25日掲載記事を基に再構成]

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