ヘルスUP

健康づくり

メタボ改善、シミ予防…コーヒーの正しい飲み方 日経ヘルス

2012/10/7

コーヒーに様々な健康効果を期待できることが明らかになってきた。肌のシミ予防やメタボリックシンドロームの改善、抗炎症作用など幅広い。コーヒーに含まれる成分や最新の調査結果、飲み方の注意点などを専門家に聞いた。
 

コーヒーに含まれる注目成分は2つある。一つ目がポリフェノールの一種である「クロロゲン酸類」だ。

■2つの注目成分

ポリフェノールとは、野菜や果実などの植物に含まれていて体の様々な機能を向上させ、いわゆる「体のさびつき」を防ぐ抗酸化物質。赤ワインのアントシアニンや緑茶のカテキン、大豆のイソフラボンなどもポリフェノールの仲間だ。

お茶の水女子大学大学院の近藤和雄教授は、首都圏在住の主婦109人を対象に調査を実施。食事や飲料からどの程度のポリフェノール量を摂取しているかを算出した結果「コーヒーからの摂取は47%と最も多く、日本人の代表的なポリフェノール摂取源であることがわかった」という。

近藤教授はさらに非喫煙女性を対象に調査し、1日にコーヒーを2杯以上飲む人は紫外線によるシミが少ないことも確認している。効果的な目安は「1日にポリフェノールを1000~1500ミリグラム摂取すること。コーヒーだけでとるなら3~5杯ほど」という。

もう一つの注目成分はカフェイン。脳の活動を活性化したり、疲労感をほどよく抑えたりする作用があるうえ、内臓脂肪の減少を促進するなどメタボの改善効果も期待できそうだ。

コーヒーと脂肪燃焼の関係について研究している東京慈恵会医科大学の鈴木政登教授は、コーヒー1杯を飲んだ後に30分間ランニングをする実験を行った。その結果「コーヒーを飲んで運動すると、通常よりもエネルギー消費量が高まり、その状態が5時間持続した」(鈴木教授)。カフェインをラットに投与した実験でも、体重と脂肪が減少することが分かった。

カフェインの「炎症を抑える作用」に注目するのは、東京薬科大学名誉教授の岡希太郎さん。「カフェインには抗炎症作用があり、肝臓や脳を炎症から保護することで、肝がんやアルツハイマー病などの病気を予防できる可能性がある」と話す。カフェインは薬の成分としても使われる。鎮痛作用があり、総合感冒薬に用いられるほか、片頭痛の予防にも役立つという。

ヘルスUP 新着記事

ALL CHANNEL