O脚やX脚は、今は見た目だけの問題でも、放っておくと中年期以降、つらいひざの痛みの原因になることも覚えておきましょう。お年寄りで、歩くたびにガクッガクッとひざが外側や内側に動く人がいます。ひざの軟骨がすり減り、骨同士が当たって痛みも強い場合もあります。膝関節の軸がずれているから、曲げると痛くて正座もできません。若いころには筋力でひざを支えていたものの、年を取って筋力が低下したり、体重が増加すると、重みに耐えきれずに膝関節が変形するのです。体重が1kg増えるとひざにかかる荷重は3kg増えます。


すでにひざに痛みがある人は整形外科に行き、レントゲンか磁気共鳴画像装置(MRI)で膝関節の様子をチェックしておきましょう。膝関節に問題がある場合は、ヒアルロン酸注射で膝関節の関節液を補う対処がとられたり、理学療法でエクササイズの指導を受けることができます。いったんひざの軟骨が擦り減ると元には戻らず、最終的には手術しか対処がなくなることも。後悔しないために、早めに対策を始めることが大切です。

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