快走する「チャリガール」、「おしゃれ」「体験」が後押し女ゴコロとエコの謎牛窪恵

高級ホテルも自転車のレンタルで集客

そのホテルとは、おもてなしの分野で“日本ナンバーワン”と言われ続ける、ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市)。宿泊者に貸し出すのは、ドイツ最大の自転車メーカー「CORRATEC(コラテック)」のクロスバイクと呼ぶ、スタイリッシュなスポーツ自転車だ。

買えば1台6万円以上する自転車に3時間2100円(税込み)で乗ることができる。「昨今の健康&エコ志向の高まりを意識してプランニングした」と同ホテルPRディレクターの明坂睦子さん。「大阪は水の都。お客様に、サイクリングで健康を維持しながら心地よくご滞在いただけるよう、デザイン性が高く乗り心地も良い自転車を選びました」

希望者にはホテル周辺の地図を渡すなどして具体的にサイクリングコースを提案することもあるとか。テレビの朝の情報番組で取り上げられたこともあり、女性の関心も呼んでいるようだという。

一方、JTBが提案する「旅チャリ」では、電動アシスト自転車が借りられる。正確には、JTB首都圏とパナソニックサイクルテックが手掛けるリース事業で、観光地のホテル、旅館、レンタサイクル会社などを中心に、全国に貸し出し場所を拡大中だ。最近は、通勤や街中の一次利用などにも広がっている。

旅先などで自転車の良さを実感すれば、購買意欲も高まる。先日、神奈川・芦ノ湖で電動アシスト自転車をレンタルしたチャリガールたちは、「はじめ、言葉でエコとかラクって言われてもピンとこなかった。でも乗ってみて初めて、本当にそうなんだって実感できた」と話していた。

女性は元来、男性よりリアリスト。夢を見せるのも大事だが、それだけでは足りない。「エコを実感させる場」の提供も重要になる。

前述のジャイアントストア二子玉川は、イベントにも力を入れている。2010年11月、女性向けに開催したユニークなイベント「GIANT PRESENTS自転車女子力向上ツーリング」も、その一つだ。

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