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歴史活劇「水滸伝」が放つ今どきの魅力 日経エンタテインメント!

2013/6/10

『水滸伝』が今、人気を得ているもうひとつの理由は、アクション要素が満載なことだ。マンガ『北斗の拳』や『ドラゴンボール』で繰り広げられた、誰が一番強いかを競う迫力ある戦いを、108人の好漢たちが見せてくれる。『三国志』は軍と軍との戦争だが、『水滸伝』では、様々な武術にたけた達人たちが、1対1の肉弾戦を繰り広げるため、勝ち負けが明確で、スカッとする。これも、日々、社会のストレスと戦っている人々には、いやしになっている。

数々の名勝負が繰り広げられる『水滸伝』。6月以降、DVD全7セット(全86話)が毎月発売される。右の画像は『水滸伝DVD-SET1』(1~12話収録、1万8900円、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)

このように、武術に関する見どころ満載の、高レベルのアクションドラマを作れた背景にあるのが、ここ数年、中国経済が好調で、大作の歴史ドラマの制作に巨額の予算を投じることが可能になっていることだ。一方、以前は、ブルース・リーや、ジャッキー・チェンが活躍した香港では、日本でもヒットするような映画がなかなか生まれず、アクション映画を作れる人材が、続々と中国本土に活躍の場を求めて移動しているという。その結果、香港映画から受け継がれたアクションの英知が、今回のドラマ『水滸伝』などに、つぎ込まれているわけだ。ストーリー、アクションともに、今や世界第2位の経済大国に成長した中国の勢いを象徴するドラマといえるのが『水滸伝』だ。

(日経エンタテインメント! 白倉資大)

[参考] 日経エンタテインメント! 2013年7月号「水滸伝 “社会の負け組” が庶民を苦難から救う」のほか、「ヒットの新定番100 ブームを拡散させる3つのR」「きゃりーぱみゅぱみゅ&miwaにみる 女性ソロシンガー ブレイクの方程式」などを掲載している。

[日経エンタテインメント! 2013年7月号の記事を基に再構成]

日経エンタテインメント! 2013年 07月号 [雑誌]

出版:日経BP社
価格:580円(税込み)

日経エンタテインメント! 水滸伝 パーフェクトガイド 忠と義の108人 (日経BPムック)

著者:
出版:日経BP社
価格:1,260円(税込み)

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