腕のしびれは危険信号 危ない「首こり」対策日経ヘルス

背骨を開いて猫背を矯正首こり・肩こりの予防にも 胸椎ストレッチ

朝から首、肩が凝っている人はすぐにトライ「マイ枕」

「夜、寝るときは体にかかる重力の方向が変わるので、首への負荷も減るのが普通。ところが、合わない枕を使っていると、良い姿勢で眠ることができず、疲れを癒やすどころか、首に一層の負担をかけてしまう」と山田院長。枕以外にも、重い布団、厚手のパジャマなどもスムーズな寝返りを妨げ、首への負荷を増やすという。「自分に合った枕を使うのはもちろん、布団を軽くする、毛布を羽毛布団の上に掛ける、滑りのいい素材のパジャマを着るなどして、寝返り時の摩擦抵抗を減らす工夫も大事です」。以下に山田院長直伝の“マイ枕”の作り方を紹介しよう。

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【用意するもの】
●玄関マット(90×60c mくらい)
●大判の毛足の短いタオルケット(あれば、使い古した座布団でもよい)

「マイ枕」の合わせ方

あおむけ、横向きで高さを調整する

まずあおむけに寝てみる。呼吸がラクにできて、首や肩に余計な力が入らなければOK。次に横向きに。額、鼻、あご、体の中心線が寝具と平行になっているか、家族に見てもらおう。鏡を立てて自分で確かめることもできる。

“乙女のポーズ”で寝返りがラクに打てるか確認する

ひざを立て、両手を胸の前でクロスさせた状態でゴロゴロ寝返りを打ってみる。肩や腰をひねることなく、ラクに動ければ合格。枕が低い場合は、スポーツタオルを重ねて微調整を。

昼間の姿勢も気をつけよう

デスクワークなどで首に負担がかかるときの助っ人が、首を支える「首枕」。「凝りや痛みなどの症状がつらいときに着けるとラクになる。悪化予防にもなる」と山田院長。背中には小さなクッションを当てて姿勢悪化を防ごう。

アドバイザー
久野木順一さん
日本赤十字社医療センター脊椎整形外科部(東京都渋谷区)部長。脊椎センター長も兼任。「神経症状があってもあまり悪化しない人もいるので急ぐ必要はないが、歩行障害や箸を持ちにくいなど、日常生活に支障が出てきたら、手術を」

竹谷内康修さん
竹谷内医院(東京都中央区)院長。整形外科医、カイロプラクター。「寒いと首が縮こまり、姿勢が悪くなります。首を温め、体を冷やさないことも大切。また仕事中などは良い姿勢を意識し、こまめにストレッチを」

山田朱織さん
16号整形外科(神奈川県相模原市)院長。整形外科医。山田朱織枕研究所代表も務める。「来院する患者さんの約8割は寝具の見直しやストレッチなどの生活指導で、よくなります。心因性の首こりの方も2割ほどいます」

(ライター 佐田節子)

[日経ヘルス2013年4月号の記事を基に再構成]

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