スマホ激安通話、音質徹底比較 ベストは「Gコール」

音声が遅延して、まるでテレビの海外中継のように相手の声が遅れて聞こえる場合もある。またIP電話は、サービスによって音質が千差万別だ。声がこもったり、割れたり、ゆがんだりして、別人の声に聞こえるものもある。

IP電話は音声品質が高くても、電波状態によっては遅延が起こる

遅延小さい「Viber Out」

音声の遅延と通話品質はGLEAN Corporationの「VoicePinger(ボイスピンガー)」を使用して測定(エスイーディー有限会社に調査協力を依頼)。外出先での使用感は、都内5カ所で声の聞き取りやすさ、話しやすさをチェックした

そこで、3つのテストを実施した。まずは専用の機器を使って「音声の遅延」と「通話品質」を測定。加えて、「外出先での使用感」もチェックした。なお、スマホの機種や通信回線の状態、アプリやOS(基本ソフト)で結果は変わる。あくまで、一つの指標として参考にしてほしい。

テストの結果、音声の遅延が小さかったのは「Viber Out」。僅差で回線交換型や050番号、その他のIP電話が続いた。遅延が大きかったのはアプリ間通話のLINEだ。

音声の遅延と通話品質は、ソニーの「Xperia A SO-04E」(NTTドコモ、Android 4.1.2)を使ってLTE(3G)とWi-Fiで測定した。各サービス、回線別に10回(接続→測定→切断)繰り返し実施。中央値をグラフ化した。参考値としてケータイキャリア通話(3G)の値も記した。音声の遅延は、音声を発してから相手側が受け取るまでの時間差。遅延が大きくなると、会話が間延びして話しづらくなる。遅延時間の目安は、100ミリ秒未満が固定電話並み、150ミリ秒未満が携帯電話並み、400ミリ秒未満がIP電話(050番号)の品質といわれている。遅延が一番小さかったのはViber Out。IP電話だが、回線交換型の楽天でんわやG-Callに勝る結果だ。逆にLINEのアプリ間通話はLTEで1300ミリ秒も遅延した。なお、回線交換型の楽天でんわとG-CallはWi-Fi接続ができないため、Wi-Fi使用時のグラフはない。FaceTimeオーディオの測定だけはiPhone 5s(ソフトバンクモバイル)を使用した
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