スマホ激安通話、音質徹底比較 ベストは「Gコール」

回線状態で聞こえやすさが激変

続いて、実際の使用感をテストした。2014年5月の休日、都内5カ所で声の聞き取りやすさ、話しやすさをチェック。また、国際電話で米国ロサンゼルスの固定電話にかけて通話した。回線はいずれもLTE(3G)だ。

どこからでも音のゆがみや途切れがなく、安定して通話できたのはGコール。キャリア通話と変わらない感覚で使えた。同じ回線交換型の楽天でんわも特に問題はなかったが、声がややゆがんで聞こえたのが気になった。

外出先での使用感は「GALAXY S4 SC-04E」(NTTドコモ、Android 4.3)にインストールしたアプリから、神奈川県藤沢市内のiPhone 5s(au)との通話でのもの。FaceTimeオーディオはiPhone 5s(ソフトバンクモバイル)から通話。国際電話は、藤沢市内のiPhone 5s(au)から米国ロサンゼルスの固定電話と通話

050番号では、「ララコール」が音量が大きく比較的話しやすかった。ただ、人混みでは相手に周りの雑音まで大きく聞こえたという。通話品質のR値で好成績だった050 plusは、声が割れたり、エフェクトをかけたりしたような声に聞こえた。

アプリ間通話で話しやすかったのは「Skype」と「カカオトーク」。どちらも声がはっきり聞こえた。人混みや高架下では周囲のノイズを抑えて、相手には声だけが鮮明だったという。

Wi-FiのR値で断トツだったFaceTimeオーディオは、音が良い場合と悪い場合の差が大きかった。場所によっては回線の状態が悪く、声が途切れて通話に支障が出た。

LINE同士の通話は全般的に遅延や、音の途切れが多かった。相手につながらないこともあり、今回のテストではどの場所でも使いにくかった。

以上、3つのテストを総合評価すると、通話品質のベストはGコールとなる。

(日経トレンディ 内田久貴・鈴木朋子)

[日経トレンディ2014年7月号の記事を基に再構成]

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