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好調ネット配信ドラマ 女囚ものコメディーに高評価海外ドラマはやめられない!~今 祥枝

2014/3/22

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エミー賞ほか主要な賞を席巻した『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は、間違いなく今期を代表するシリーズのひとつです。インターネットのコンテンツ配信サービスであるネットフリックス(Netflix)でシーズン1全話が一挙配信された本作は、厳密にはテレビ番組とは言えないでしょうが、いまやそうした論争も過去のものとなりました。

ネットフリックスは、同社がサービスを提供している欧州諸国などの利用者を合わせると、その数は4000万人を超えています。そもそもはオンラインのDVDレンタルを定額制で会員を募り、動画のストリーミング配信は無料で行っていましたが、2011年に両事業を分離し、映画やテレビ番組の動画配信も有料化しました。それに伴い、オリジナル番組の制作を始めたのです。

そうして大成功を収めたのが『ハウス・オブ・カード』なわけですが、その後も急ピッチでオリジナル番組を提供しています。そのひとつで高い評価を得ているのが、『Orange Is The New Black』というコメディーです。

『Orange Is The New Black』。10年前に犯した罪で自ら出頭したパイパーが、拘置所でサバイバルする姿を描くエッジの効いたコメディー。パイパー・カーマンの自伝的小説を、『weeds ママの秘密』の生みの親であるジェンジ・コーハンが映像化。主演は、『マーシー・ホスピタル』のテイラー・シリング。共演は、過去のレズビアンの恋人役に『ザット70'sショー』のローラ・プリボン、現在の恋人役に『アメリカン・パイ』シリーズのジェイソン・ピッグスほか。2013年7月11日にネットフリックスで一挙配信された。2014年、シーズン2が配信予定 (C)Everett Collection/アフロ

主人公のパイパーは、かつてレズビアンの恋人にそそのかされて、ドラッグマネーの運び屋の手伝いをしていた罪で1年以上の実刑判決を受けます。生まれて初めて拘置所に入ることになったパイパーは、不安でいっぱい。予想を超える悲惨な環境の中で、何とか生き延びようとするバイパーの悪戦苦闘の日々が幕を開けます。

テイラー・シリングが主演女優賞にノミネート

言ってみれば「女囚もの」なわけですが、批評家からの評価も高く、AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が選ぶ2013年の10本のテレビ番組に、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ハウス・オブ・カード』『ブレイキング・バッド』などと共にリスト入り。2014年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞では、パイパー役のテイラー・シリングが主演女優賞にノミネートされました。

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